連載:第24回 メディア・広告
企業からの情報入手、ユーザーがもっとも使っているのは公式アプリ・LINE・メルマガの順
スマホの普及により、企業広告はマスコミを使う手法から、SNSやアプリを使う手法へと比重が変わり、よりユーザーと密接なコミュニケーションを取れるようになりました。一方でユーザー側も企業情報の取得を自分で選べるようになりました。そうしたときユーザーは、何を基準にコミュニケーションチャンネルを選んでいるのでしょうか?
登録の動機は「お得なクーポンや情報を得たい」が圧倒的多数
アプリプラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリは「企業からの情報取得(コミュニケーションチャンネル)における実情」をテーマに、「アプリ」「Twitter」「Instagram」「LINE」「メルマガ」の5つのチャンネルをユーザーがどう使い分けているか、調査を実施しています。
まず各サービスの利用状況を聞くと、アプリのDL数でもっとも回答者が多かったのは11~30個、LINEの利用率は87%、Twitterの利用率は60%、Instagramの利用率は55%、メルマガの登録率は67%でした。
さらに企業公式アカウント(ブランドやメーカーの店舗があるもの)に絞り、「企業アプリのDL」「企業LINE友だち登録」「企業メルマガ登録」について聞くと、企業公式アカウントの利用は、アプリ74%、LINE61%、メルマガ50%の順でした(TwitterとInstagramは全体フォロー数が多くカウントが難しいため除外)。
一方、「企業アプリDLの動機」「企業Twitter・Instagram・LINEフォローの動機」「企業メルマガ登録の動機」をそれぞれ聞くと、Instagramを除くすべてのチャンネルで「お得なクーポンや情報を得たい」が1位でした。Instagramも「商品やサービスの新情報を知りたい」がかろうじて1位ですが、ほぼ同率で「お得なクーポンや情報を得たい」が並んでいます。ユーザーは、お得に買い物をするために、これらのコミュニケーションチャンネルを活かしていることがわかります。
それぞれのチャンネルを見ると、公式アプリは「よく来店・利用する」「便利な機能がある」が他のチャンネルよりも高く、店舗検索に活用されているほか、ポイント機能など、実店舗とのつながりで活用されているようです。
一方、TwitterやInstagramは「商品やサービスの新情報を知りたい」という動機が高い傾向を見せました。また企業公式自身の情報より、同じくフォローしている他ユーザーの投稿などを参考にしているとのことです。
LINEもやや似た傾向ですが、「キャンペーンやイベントに参加したい」が他SNSより高い数値を示しています。「LINEスタンプが欲しい」も上位にありました。メルマガも、クーポンだけでないキャンペーンやイベントでの反応がよいようです。
調査方法
調査期間:2021年10月
調査方法:Webアンケート(協力:オノフ社)
調査対象:スマートフォンを持っており、アプリ・SNS・LINE・メールで企業からの情報を取得している、全国18歳~69歳男女
調査人数:1,200人
プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000007187.html
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