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2021年のInstagram動向、企業の「SDGs」「サスティナブル」関連の投稿が増加

BizHint 編集部 2021年12月29日(水)掲載
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2021年も若者の定番SNSとして不動の位置をキープしたInstagram。最近はECや動画の機能も強化され、企業活用も盛んになっています。そうしたInstagramの機能のなかでも「ハッシュタグ」はきわめて重要な存在です。情報検索の主流が、若者では「ググる」(Google検索)から「タグる」(タグ検索)に移行しているという調査結果なども現れているからです。

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環境やライフスタイルに関するハッシュタグ付きの投稿数が上昇

テテマーチの研究チーム「サキダチラボ」は、2021年に企業がInstagramから発信したハッシュタグ10,000個を抽出、注目ワードを分析しています。

それによると、2021年に投稿数が急上昇した注目ハッシュタグとして「SDGs」「サスティナブル」「ヴィーガン」、Z世代から話題となった注目ハッシュタグとして「マリトッツォ」「渡韓ごっこ」があがっています。

まず投稿数が急上昇したハッシュタグは、環境やライフスタイルに関するものが多くあがっており、一般人にもかなり浸透している関心事と思われます。

「SDGs」については、ハッシュタグを使用した投稿の数は1,183件(前年比約197%)、生活者からのエンゲージメント総数(生活者が投稿に対して、いいね・コメント・保存などを行った数)は204万件(前年比約222%)と、いずれも2020年の2倍となりました。投稿数の増加からは企業の意識の高まりが、エンゲージメントの増加からは消費者の意識の高まりがうかがえます。

「サスティナブル」に関連するハッシュタグは「サステナブル」「持続可能な暮らし」など計11個ありましたが、これらのハッシュタグを使用した投稿の数は3,000件以上(前年比約167%)、エンゲージメントの合計総数は883万件以上(前年比約238%)にのぼっており、消費者側が強く反応しています。

「ヴィーガン」に関連するハッシュタグは「ビーガン」「ヴィーガン料理」など計5個ありましたが、これらのハッシュタグを使用した投稿の数は990件(前年比約139%)、エンゲージメントの合計総数は242万件以上(前年比約178%)と、これも伸びていました。

Z世代から話題となった注目ハッシュタグ

また、Z世代から話題となった注目ハッシュタグとして「マリトッツォ」と「渡韓ごっこ」を見てみると、「マリトッツォ」はZ世代から話題となり、その後全世代に波及。2021年にもっとも注目されたスイーツ・食品となりました。エンゲージメント数の推移を見ると、3月以降コンスタントに1万~4万件ほどの反応を得ています。

新大久保で買い物やグルメを楽しみ、双子コーデなどの韓国の流行をトレースするもので、Z世代がその模様をSNSに多数投稿。こちらも4月ぐらいから流行が爆発し、9月には10万件近いエンゲージメントを集めました。

Z世代発信の流行は企業発信以上に、友達同士の投稿やエンゲージメントの相互作用が大きく、強い影響力を発揮すると思われます。企業はいち早くブームの火種を見つけ発信するとともに、SNSを積極利用しているZ世代にキャッチしてもらい伝搬してもらうことが、ビジネスのカギとなりそうです。

調査方法

調査期間:2021年1月1日~2021年11月8日 調査方法:Instagramビジネスアカウントのインサイトデータ管理・分析とInstagram運用のサポートするツール「SINIS」によって今年作成されたワード、急上昇したワードを10,000個抽出。注目ワードをサキダチラボチームがピックアップし、分析。

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000017171.html

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