連載:第30回 総合
7月20日は「中小企業の日」、資金繰りは悪くなくても「手元資金の確保」で悩む日々


コロナの影響を受けながらも、力強く活動する中小企業。経済産業省の中小企業庁では、7月を「中小企業魅力発信月間」、そして7月20日を「中小企業の日」に定め、その存在意義・魅力を広く国民にPRしています。これに合わせ、freee finance labは、「資金繰りと資金調達に関するアンケート調査」を実施しています。

苦闘が続く中小企業、「手元資金の確保」で悩む日々
「中小企業の日」に合わせて、freee finance labは、中小企業(個人事業主を含む)221社を対象に「資金繰りと資金調達に関するアンケート調査」を実施。さらに、中小企業から寄せられた質問を元にfreeeのパートナーである税理士・公認会計士事業者14社へもアンケート調査を実施しています。
まず中小企業221社(個人事業主を含む)で過去1年間の資金繰り状況について「良い・非常に良い」と答えたのは全体の34.4%。一方「悪い・非常に悪い」は19.4%でした。また、資金繰り状況が悪い・非常に悪いと回答した53社は、その理由について「売上が減少した」40%、「経費が増加した」13.2%、「資金調達ができなかった」13.2%と回答しています。
「過去1年間に調達した資金の使途」については、「手元資金の確保」33件、「賃金・経費の支払い」29件、「仕入・外注費の支払い」28件が上位。「今後1年間に資金調達が必要」と答えた事業者は4割超にのぼっています。
アドバイスを受けたいのは「資金繰り計画の作り方」と「資金調達先の選び方」
こうした悩みについて、税理士・公認会計士からアドバイスを受けたいことを聞くと、「資金繰り」では「資金繰り計画の作り方」64件がトップ。資金調達では「自社に適した資金調達先の選び方」94件がトップでした。
一方で、税理士・公認会計士の側に、「資金繰りが悪化する中小企業に見られる特徴」を聞くと、「資金繰り状況を把握していない」8件が最多。「売上・支出の増加・減少の見立てができていない」6件、「短期(月次・年次)事業計画を立てていない」5件が上位です。
また「赤字でも銀行融資を受けられる中小企業の特徴」については、「資金使途と返済計画がわかる資金繰り表を銀行に提示している」11件があがりました。
調査方法(1)
調査期間:2020年6月17日~6月23日
調査方法:メールでアンケートフォームを送信
調査対象:クラウド会計ソフトfreeeを利用する中小企業(個人事業主を含む)
調査人数:221社
調査方法(2)
調査期間:2020年6月29日~7月1日
調査方法:メールでアンケートフォームを送信
調査対象:クラウド会計ソフトfreeeを利用する税理士・公認会計士事業者
調査人数:14社
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000409.000006428.html
バックナンバー (65)
この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})
{{selectedUser.name}}
{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}
{{selectedUser.comment}}
{{selectedUser.introduction}}
続きを読むには会員登録(無料)が必要です全ての記事が無料で読めます
この記事もあなたにオススメ
-
「やっと採用できた新入社員4名が全員辞めて目が覚めた」20代の採用・定着を目指す町工場が出した答え9
BizHint 編集部
-
話しても、わかりあえません!/【マンガ】二代目! 第9話3
BizHint 編集部
-
採用面接で本音を見極めるには「〇〇〇を与える」に限る。アメリカ人社長が日本人採用で用いる評価基準が興味深い60
BizHint 編集部
-
中小の経営者は孤独?4割が「資金繰りに関して本音で話せる人がいない」と回答
BizHint 編集部
-
上司が、わかってくれません!/【マンガ】二代目! 第10話1
BizHint 編集部
-
忙しい理由、わかりません!/【マンガ】二代目! 第8話4
BizHint 編集部
-
業務の見直し、進みません!/【マンガ】二代目! 第11話1
BizHint 編集部
-
最終回 会社の行方 /【マンガ】二代目! 第12話7
BizHint 編集部