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コロナで拡大した“オンラインイベント”の今後、7割以上の主催者がリアルとの併用を想定

BizHint 編集部 2020年7月27日(月)掲載
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新型コロナの拡大で、密閉・密集・密接の「三密」と、それを避ける「ソーシャルディスタンス」という考え方を、幅広い人たちが認知するようになりました。同時に、三密を前提とするあらゆるイベントが、開催困難になりました。音楽・演劇はもちろん、企業展示会やセミナー、スポーツ大会、あるいは美術館・博物館の定期イベントなど、その影響は広範囲に及んでいます。

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急速に変化するイベント形態、Peatixでは8割がオンラインイベントに移行

イベントの開催が困難になる一方で、“オンラインイベント”を新時代のスタンダードにしようとする動きも加速しました。参加権やチケットの発行から、実際の視聴やイベント参加までをネット経由で行う“オンラインイベント”は、急激に受け入れられています。

イベントの開催・発券・管理プラットフォーム「Peatix」(ピーティックス)によると、2月17日の「東京マラソン」の一般枠中止発表と、2月26日の政府よるイベント自粛要請をきっかけに、Peatixのオンラインイベント/リアルイベントについて、3割以上がキャンセルされたとしています。

一方で2月以降、オンラインイベントの公開数は増え始め、4月6日に「緊急事態宣言(7都府県)」が発表されると、オンラインイベントがリアルイベントを上回り、6月17日時点では、オンラインイベントが8割を占める状態になりました。

オンラインイベントの参加者をエリアごとに見ると、首都圏・近畿エリアユーザーが参加者の主流を占めていました。これはPeatixユーザーがもともと首都圏・近畿エリアに多く、オンラインイベントは、エリアは関係なく扱われることによると考えられます。これは逆に言えば、地方開催のイベントであっても、首都圏・近畿エリアのユーザーを取り込めること、地域の人口数に依存しない参加者が期待できることを意味しています。

オンラインイベントは有料・無料が混在、それでも満足度は非常に高い

主催者側に、これからのオンラインイベントについて、有料イベント・無料イベントのどちらに比重を置くかを聞くと、過去に有料イベントを主催した人は「有料にする」54.4%でしたが、無料イベントの主催者は「有料にする」7.9%に留まり「無料にする」66.3%が圧倒的多数でした。イベントの内容にもよりますが、今後のオンラインイベントは、有料・無料が混在した状態で開催されると思われます。

イベント参加者側はこれに対し、大きな不満は抱いていません。有料イベントへの参加経験がある人は65.4%で、満足度について聞いても「とても満足+やや満足」の合計は86.2%と、多くの人が有料オンラインイベントに満足しています。

「リアルイベントが以前と同じように開催可能となっても、オンラインイベントを開催したいか」を主催者側に聞くと、「それぞれ開催」71.0%に加え、「リアルイベントをオンライン中継」17.9%となり、今後オンラインイベントが定着しそうです。

調査方法

調査対象:
(1)2019年12月6日~2020年6月2日に日本国内で開催されたイベント(180日分)
(2)前年同期間のデータ
(3)2020年5月26日にPeatixユーザーにメールにて配布したアンケート
調査イベント数:63,645(日本国内のイベントのみが対象)、イベント参加者数:621,664
調査人数:主催者アンケート:有効回答数455、参加者アンケート:有効回答数1,534

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000058728.htmlhttps://blog.peatix.com/featured/2020_onine_event_survey.html

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