連載:第30回 総合 2020年1月~3月
2020年4月入社、56.8%の企業で内定辞退者が前年より増加
出生数は下降の一途を辿り、少子化に歯止めがかからない昨今。それに伴い企業にとっては新卒採用が年々難しくなり、学生優位の就職活動が続いています。そこで大きな問題となっているのが「内定辞退」。これからの企業の成長を見据え、新卒採用活動を行い内定を出したものの、入社を待ちわびていた学生に入社を断られることが増えています。Marketing-Robotics株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:田中 亮大)は、採用担当111名を対象に「内定辞退」に関するアンケート調査を実施しました。
2019年12月時点では74.3%の企業が採用目標を“未達成”
はじめに、「Q1. 採用目標数の達成度合いを教えてください。」(n=97)と質問したところ、「80%〜90%未満」が17.5%で最多、次いで「50%〜70%未満」「70%〜80%未満」「90%〜100%未満」が同率で15.5%の結果になりました。74.3%の企業が12月時点までで採用目標を達成できていないことがわかりました。
次に、「Q2. 前年と比較し、採用活動は大変でしたか?」(n=97)と質問したところ、68%の人事担当者が「とても大変だった」「大変だった」と回答しました。
4社に1社以上が30%を超える内定辞退率
「Q3. 内定通知を出したが、辞退をしてしまった内定辞退者数の、通知者に対する割合を教えてください。概算で結構です。」(例:25人内定通知を行い、5人が辞退した場合、内定辞退者の割合は20%)(n=97)と質問したところ、31%以上の内定辞退者を出した企業が26.8%あることが判明しました。
続けて、「Q4. 前年と比べ、内定通知後の内定辞退者の割合は増加しましたか?」(n=81)と質問したところ、冒頭の図の通り「とても増えた」「増えた」が56.8%と、半数を超える企業が、内定辞退者が昨年より増えたと回答しました。
さらに、「Q5. お勤め先の会社として、内定辞退率について課題として捉えていますか?」(n=81)と質問したところ、「とても重要な課題と捉えている」「重要な課題と捉えている」「課題と捉えている」が88.9%と、ほとんどの企業が内定辞退の問題を課題として捉えていることが判明しました。
内定者の入社までのフォロー「内定者の満足に行えている」のは半数強、手段は「メール」が1位
「Q6. 内定者に対し、入社までのフォローは何を行なっていますか?」(n=97)と質問したところ、「メール」が68.0%で最多、次いで「電話」が59.8%の順になりました。
次に、「Q7. 内定者への入社までのフォローは、内定者が満足いくほど行えていますか?」(n=97)と質問したところ、52.6%の採用担当者が「十分行えている」「行えている」と回答した一方で、35%の採用担当者は内定後のフォローが行えていないことが判明しました。 内定辞退にはほとんどの企業が課題を感じているものの、内定から入社までのフォローにはまだまだ課題が残る結果となりました。
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000022617.html
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