はじめての方はご登録ください(無料)会員登録
search

戦略・経営

2019年9月25日(水)更新

「クルマではなく、植物を育てるように人に向き合う」逆三角形(▽)型の組織づくり 【影山知明・クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店 店主(前編)】

Logo markBizHint 編集部

外資系コンサルティング会社を経て投資ファンドの立ち上げに参画し、2008年からは東京・西国分寺でカフェを開業。出版業、地域通貨やお米づくりなど次々と新しいことに挑戦し続けている店主の影山知明さんはとてもユニークな実業家。中竹さんと同い年で20年前からの知り合いですが「組織やリーダーシップ」をテーマに真剣に話し合うのは初めてです。

バックナンバー
コメントを読む
メインビジュアル

クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店店主

影山知明さん

1973年東京都西国分寺生まれ。東京大学法学部に進学。卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立系ベンチャーキャピタルを共同創業。総額30億円のファンドを立ち上げる。2008年に西国分寺に多世代型シェアハウスをオープン。1階にカフェ『クルミドコーヒー』を開店。2017年には『胡桃堂喫茶店』の営業も開始。ほかミュージックセキュリティーズ(株)取締役。著書に『ゆっくり、いそげ 〜カフェからはじめる人を手段化しない経済〜』(大和書房刊)、『続・ゆっくり、いそげ』(クルミド出版刊)。


100億円のプロジェクトも100円のお仕事も同じ、自分のやりたいことを

中竹竜二さん(以下、中竹): 私が影山さんとお会いしたのはもう20年以上前。影山さんがマッキンゼーにいらした頃か、ファンドを立ち上げられたばかりの頃だと思います。ある大企業の研修で影山さんは講師として参加されていて、その研修でロジカルシンキング(logical thinking)か論理的思考をベースに課題解決の道筋を説明されていたのを覚えています。

その後、お会いするたびに新しい驚きがあるんです。外資系コンサルを辞められたあとに、クリエイターを応援するためのファンドをはじめられた。「おー、面白そうだなぁ」と思えば、次の機会は独立されて、西国分寺でカフェ始められた。「まったく異分野の商売をされるのか」と興味をもっていたら、その後「地域通貨をつくりました」とか「映画もつくりました」とか……。100億円単位のお仕事も100円単価のお仕事も、同じ感覚、全力で取り込んでいる印象……。なんというか、おカネの規模だけじゃない、自分の価値、テーマをもって生きている方だなと思っています。

――影山さんは中竹さんのことをどうみていましたか?

影山知明さん(以下、影山): 中竹さんは僕の同世代の有名人。早稲田大学ラグビー蹴球部の主将で、僕が4年生の時、中竹さんのゲームをテレビで観てました。早稲田時代のチームを題材にした『オールアウト』を読んだし、(早稲田大学)監督やビジネスシーンでの活躍も見ていました。

中竹さんは、いわゆるラグビー部の主将のイメージとはちょっと違いますね。いい意味で、体育会系らしくない。「早稲田のラグビー部主将で、その後監督に就任」と聞けば、強面の体育教師のイメージ。監督が「やれ」といえば、みんな、何でもやってしまう世界でしょ(笑)。 でも、中竹さんからはそんな雰囲気がない。事実、 主将のときも、監督時代も「体育会的なトップダウンによる指導」ではない道を模索されていましたよね。それなのに優勝するチームを作り上げられるのはすごい なあと。僕もそうした組織の作り方に共感する部分が多いので、今回、「組織とヒト」をテーマにお話できるのはうれしいです。

中竹: 影山さん自身が、リーダーとか組織を意識したのはいつ頃ですか?

「中竹竜二さんが聞く【新しい組織・リーダー論】」バックナンバー

  1. 強い組織をつくるために今求められる、新しいリーダーシップとは【日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター/株式会社チームボックス中竹竜二さん】
  2. 「敗戦」を経験し「自前主義」「完璧主義」を捨てたパナソニック-イノベーションを巻き起こすため技術トップが決断した3つのこと
  3. パナソニック「粘り強く諦めない」文化を大事に-スポーツもビジネスも失敗から学び続ける姿勢がある人は強い
  4. 再生請負人・メガネスーパー社長が語る “負け癖”がついている社員たちを蘇らせる方法
  5. 日本人が本番に弱いワケ メガネスーパー社長と語る「リーダー論」
  6. ファミリーマート・澤田社長が考える「リーダーの2つの仕事」
  7. ファミリーマート・澤田社長 先輩たちから学んだ「冷静な合理性」と「熱い情熱」
  8. あなたはワクワクしていますか? 小田急電鉄の星野社長が問い掛ける「働き方改革」
  9. 「成長したい」という若者、「挑戦する」中間管理職を支援。小田急電鉄の星野社長が問いかける「働き方改革」 
  10. 「活動理念」をつくったから、クラブは強くなりました 千葉ジェッツ島田慎二社長が語る「トップチームの作り方」
  11. 「強いチームは、試合の結果よりも選手の戦う姿勢を評価する」 千葉ジェッツ島田社長がたどり着いたトップチームの作り方
  12. 「この会社では自由になんでもやっていいよ」究極の放任主義でもプロが育つ! レオス・キャピタルワークス藤野社長のマネジメント術
  13. 目先の損得は判断を誤る、長期的な視点こそが正解に辿り着ける レオス・キャピタルワークス藤野社長のマネジメント術
  14. 「サービスはワールドワイド、開発はホラクラシー」 ヌーラボ・橋本正徳社長が語る「“ゆるふわ”自律型組織の作り方」
  15. 脳みそパッカ~ン!グループでアイデアを生み出そう ヌーラボ・橋本正徳社長が語る「“ゆるふわ”自律型組織の作り方」
  16. 人を「やる気」にさせることは難しいが、「やる気」にさせる機会づくりはできる【森下仁丹・駒村社長】
  17. 専門家たちを集い、患者・家族を救う――在宅医療は究極のチームビルディング【医療法人社団悠翔会理事長・佐々木淳さん】
  18. 「自分とは違う見方を知ること」が世界を広げる【医療法人社団悠翔会理事長・佐々木淳さん】
  19. 代ゼミ・高宮共同代表が語る、「教育改革」で本当に身につけたい力とは?
  20. 代ゼミ・高宮共同代表と語る「潜在的な能力を引き出す方法とは」
  21. 「クルマではなく、植物を育てるように人に向き合う」逆三角形(▽)型の組織づくり 【影山知明・クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店 店主(前編)】
  22. 自律型組織はタイヘン。自由闊達に動けるのは一生懸命話し合っているから【影山知明・クルミドコーヒー、胡桃堂喫茶店 店主(後編)】

この記事の関連キーワード

をクリックすると、キーワードをフォローすることができます。

キーワードフォローの使い方

注目の人物

最近記事コメントに支持を集めている人物

目次