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連載:第3回 【プロ・リクルーター カンファレンス2018】

日本がアメリカから学ぶべき最新採用事情【プロ・リクルーター カンファレンスレポート 神戸大服部氏×アマゾンジャパン篠塚氏】

BizHint 編集部 2019年3月11日(月)掲載
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世界規模で起きている人材獲得競争。そのなかで日本でも徐々に注目度が高まってきた“採用のプロ”であるリクルーターにフォーカスしたカンファレンス「Pro Recruiter Conference 2018(プロ・リクルーター カンファレンス)」が8月8日に開催されました。 同カンファレンスの模様をお伝えするレポート第3弾は、「採用の現在と未来~アメリカ企業の調査から見えてきたこと~」と題し、神戸大学大学院 経営学研究科 准教授である服部泰宏氏とアマゾンジャパン合同会社 人事統括本部 人事部 部長(タレントアクイジション)の篠塚寛訓氏が登壇します。 日本より遥かに多様性があり、激しい人材獲得競争が起きているアメリカの最新事情はどうなっているのか? またその最前線にいるアマゾンジャパンはどう対応しているのか? 実践的な具体例とともに模様をお届けします。

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「世界はHRのプロを育てることに対して本気」

服部泰宏氏(以下、服部): 「アメリカの事情を話す意味のひとつは、人材の獲得を巡る激しい競争のなかで彼らがどんな知見を紡ぎ出して、我々はそれをどう活かせるか。もうひとつは、私は 必ずしも日本の労働市場がアメリカのようになっていくと予測しているわけではありませんが、部分的な未来を映している気がすること。 この2つの問題意識で私の話をさせていただきます」

アメリカで起こっていることが、近い内に日本でも起こる可能性を示唆する服部氏。そして、本題に入る前に、日米の雇用に対する考え方を下記の図のように提示しました。

服部: 「台座は異なりますが、採用の考え方についてアメリカの影響は大きい。構造化面接なんかもアメリカからきた言葉です。我々はまだまだアメリカから学ぶことがある。これが今回のポリシーになります。アメリカの大学では、授業に“スタッフィング”があります。有名な大学だとハーバード・ビジネス・スクールやコーネル大学を挙げることができます。あえて日本語訳にするなら“競争有利に貢献する人材をいろいろな方法で確保すること”にでもなるでしょうか。私自身もアジアの大学でスタッフィングの授業をしたことがあります。つまり、 世界はすでにHRのプロを育てることに対して、知識レベルでも非常に本気になっている ということです」

「リファラルは当たり前で、採用ルートをどう組み合わせるかが重要」

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