テレワークで部門間の対立が深刻化? 経営者の約4割が「危機意識が高まった」と回答
コロナ禍で広まったテレワークに対して、経営者の多くは「部門間の対立やわだかまりを加速させているのでは?」という懸念を抱いています。直接的に対面する機会が減ったことでコミュニケーションが不足している、という仮説が背景にあるようです。部門間の対立やわだかまりは、コロナ禍以前から重要な課題ですが、新時代ではどのような対策が考えられるでしょうか?
部門間の対立・わだかまりは、コミュニケーションの少なさから発生する?
レンズアソシエイツが経営者・役員に対して行った調査によると、「自社において部門間の対立・わだかまりを感じたことがありますか」という質問に対しては、「かなりある」23.5%、「ややある」40.2%と、過半数が対立を感じていました。
具体的に部門間の対立・わだかまりを感じた場面を聞くと、「部門間のコミュニケーションが少ない」66.2%、「自部門(部署)の利益ばかりを重視している」60.0%、「各部門が同じ方向を向いていない」47.7%が上位になりました。自由意見では「他部署の動きに関心がない」「部門によって重視することが異なる」といった声があがりました。
そして「テレワークによって、部門間の対立に関する危機意識が高まりましたか」と聞くと、過半数が「高まっていない」とした一方で、「かなり高まった」15.7%、「やや高まった」20.6%と、一定数が危機感を抱いています。
その理由については、「部門の垣根を越えたコミュニケーションが難しくなったから」70.3%、「テレワークで社員の様子が見えづらいから」62.2%、「自分自身、社員とのコミュニケーションの機会が減っているから」45.9%が上位となり、テレワークの抱える問題点が指摘されています。
こうした状況に対し、「部門間の壁をなくすため、評価基準を変えた」「各部門を横断して実施するプロジェクトを立ち上げ、定期的に意見交換をする場を設ける」など、7割以上の企業が部門間の対立・わだかまりを解消する施策を実行しています。しかしあまり効果はあがっていないようです。
調査方法
調査期間:2022年5月23日~24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全社的にテレワークを行っている、従業員数100名以上の企業の経営者・役員
調査人数:102人
プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000035248.html
この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})
-
{{comment.comment_body}}
{{formatDate(comment.comment_created_at)}}
{{selectedUser.name}}
{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}
{{selectedUser.comment}}
{{selectedUser.introduction}}