ベンチャー企業経営者の悩み「相談者がいない」、3人に1人は社員に相談できない


ベンチャーの経営者の場合、経営やサービス開発、営業はもちろん、優良顧客との付き合い、金策、資材管理、さらには社内外の人間関係など、ありとあらゆる目配せが必要とされます。一方で悩みや不安などを解消しようにも、会社のことを相談できる人は限られており、「サポート役」の存在を強く求めているケースも多いようです。

ベンチャー経営者はかなりの時間を経営業務外に割いている
sonarは「ベンチャー経営者の相談相手」に関する実態調査を実施し、秘書をつけていないベンチャー企業の経営者106名から回答を得ています。まず、これらの経営者に「一日の業務時間のうち、経営業務以外の業務に費やしている時間」を聞くと、「3時間未満」30.3%、「3時間~10時間未満」58.5%、「10時間以上」10.9%、「特にない」7.5%などとなっており、かなりの時間を経営業務外に割いていることが判明しています。
そのためか、「経営業務を十分に行えていると、まったく思わない」8.2%、「あまりそう思わない」41.2%など、半数近い経営者が専念できない不満を漏らしていました。
ベンチャーでは、秘書=“気軽な相談相手”?
「思いついたアイデアや経営に関する不安などを、社員に気軽に相談できますか」と聞くと、「できない」18.9%、「どちらかというとできない」12.3%と、相談相手がいない不満があがっています。「できない理由」については、「自分が相談することで不安に感じてしまったら嫌だから」30.3%、「社員に聞いても納得いく回答が得られないと思うから」27.3%などが上位です。
経営業務に専念できず、かといって相談相手も社内にはいない。そのためか「思いついたアイデアや経営に関する不安などを、気軽に相談できる人材を欲しいと思いますか」という質問に対しては、「非常にそう思う」15.1%、「ややそう思う」39.4%となり、半数を超えました。
「気軽に相談できる人材を欲しいと思う理由」では、「他者と話すことでアイデアを整理させたいから」72.2%が圧倒的に多く、「客観的な視点からの意見や戦略の提案を聞きたいから」61.1%、「他者と話すことで悩みを解消できることもあるから」55.6%がそれに続きます。ベンチャー企業の経営者の場合、タスク管理や人事マネジメントより、“気軽な相談相手”という役割が秘書には求められているのかもしれません。
調査方法
調査期間:2022年5月23日~24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:秘書をつけていないベンチャー企業の経営者
調査人数:106人
プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000102085.html
この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})
-
{{comment.comment_body}}
{{formatDate(comment.comment_created_at)}}
{{selectedUser.name}}
{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}
{{selectedUser.comment}}
{{selectedUser.introduction}}