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中小企業の教育制度、社内勉強会などを行っているが教え方やカリキュラムが未熟な可能性

BizHint 編集部 2021年10月26日(火)掲載
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ここ数年、就職・転職市場は売り手市場が続いていましたが、コロナ禍により状況が変化しています。苦戦している企業も多いなか、生き残りのために、「新規人材の確保」より「既存の人材の教育」にシフトしている企業も増えています。こうしたことから、社内勉強会など「教育制度」に改めて注目が集まっています。

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採用基準は変えておらず、満足のいく人材は採用できていない現状

ヒップスターゲートでは、従業員数300人以下の中小企業経営者を対象に、直近3年間の採用活動、採用基準、現在の教育制度などについて調査を行っています。

それによると、まず「直近3年間の採用活動において満足のいく人材の採用ができましたか?」という質問には、「とても満足のいく人材採用ができた」18.0%、「ある程度満足のいく人材採用ができた」31.1%となり、「あまり満足のいく人材採用ができなかった」20.7%、「まったく満足のいく人材採用ができなかった」30.2%をわずかに下回っています。

ただし「人材を確保するために採用基準レベルを変えましたか?」と聞くと、「変えていない」61.9%が圧倒的多数で採用基準自体は変わっていないようです。

逆に「採用基準レベルを変えた」という企業からは「来るもの拒まず」「希望能力値を下げる」「要経験者から未経験者も採用OKに変更した」「資格をもっていないと採用しなかったが、無資格でも採用することになった」という意見があがっており、入社後の教育で人材を伸ばそうという姿勢があるようです。

社内勉強会は行っているが、教え方やカリキュラムが未熟な可能性

「自身の会社で取り入れている教育制度」を聞くと、「社内勉強会」37.8%、「集合研修」26.1%、「自己啓発」26.1%が上位になりました。「オンライン研修」19.6%、「1on1」16.4%に熱心な企業も一定数存在します。

また「社内勉強会の目的」では、「ビジネススキルの向上(営業力・リーダーシップ・マネジメント力 など)」58.8%、「チーム力・組織力強化」54.2%、「社内の横の繋がり(リレーションシップ)」42.5%と、スタンダードな内容が上位でした。

ただし、「現状の社内勉強会でそれらの目的や狙いは十分に達成できていますか?」と聞くと、「十分に達成できている」12.7%、「ある程度達成できている」54.7%以外に、「あまり達成できていない」27.7%、「まったく達成できていない」4.9%と、3割超が苦闘している現状が明らかになっています。社内勉強会の教え方やカリキュラムが、まだまだ未熟な可能性があると思われます。

そこで、社内勉強会を取り入れていない企業にその理由を聞くと、「準備する時間が取れない」29.2%、「実施する時間が取れない」26.8%、「教える人材がいない」24.3%が上位となりました。また自由意見では、「企画して運営する人員がいない」「コロナだと大人数で集まることができない」「それぞれの認識レベルの差」「その場しのぎになりやすい」といった声があがっています。

ただし「withコロナとなり、会社が生き残っていくには既存の従業員教育や育成が重要だと思いますか?」と聞くと、「とてもそう思う」33.9%、「ややそう思う」42.1%という声が多く、社内勉強会などの「教育制度」は、今後も不可欠と思われます。

調査方法

調査期間:2021年9月17日
調査方法:インターネット調査(モニター提供元:ゼネラルリサーチ)
調査対象:従業員数300人以下の中小企業経営者
調査人数:1,020人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000022487.html

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