連載:第14回 成長企業 社長が考えていること
やる気を引き出す鍵は“トライアングル”!? 第三者の視点が人を伸ばす
個別指導学習塾「スクールIE」をはじめ、7つのスクールブランドを展開する教育サービス企業、株式会社やる気スイッチグループ。少子化やコロナ禍など社会情勢が大きく変化する中でも着実に在籍生徒数を伸ばしています。2018年に代表取締役社長に就任した高橋直司さんは、教育にもビジネスにも「トライアングル」という共通点があると語ります。社員の‟やる気”を伸ばす経営手腕に迫りました。
株式会社やる気スイッチグループ
代表取締役社長 高橋 直司さん
1969年静岡県生まれ。横浜国立大学経営学部卒業後、1998年、株式会社拓人(現・株式会社やる気スイッチグループ)に入社。2018年、代表取締役社長に就任。以来、同グループの「第二創業」を標榜し、組織改革と事業拡大を進める。
コロナ禍でも業績を伸ばすやる気スイッチグループ
高橋直司さん(以下、高橋): 個別指導学習塾「スクールIE」、英語学童保育「Kids Duo」、バイリンガル幼児園「Kids Duo International」など7つの教育ブランドを展開しています。現在、国内外に直営・フランチャイズあわせて1900以上の教室があり、11万人以上の生徒さんの学びをサポートしています。
私は2018年2月に創業者の松田(正男)からバトンを受け取り、社長に就任しました。1998年の入社以来、この会社一筋で勤務してきましたが、ホールディングス制への移行前は、子会社の社長やスクールIE事業の経営企画なども担当してきました。かつては松田と全国の教室を一緒に回っていましたし、全ブランドの現場経験や、Kids Duoなど新規事業の立ち上げも行ってきました。
やる気スイッチグループは2017年にPEファンドの株式会社アドバンテッジパートナーズによる買収を受けました。この買収は次のフェーズに進むための「第二創業」と位置付けています。私は関連会社の社長を務めながらホールディングスの管理本部長を兼任して、ディールをまとめており、松田やファンドから指名される形で代表に就任したのです。現在は経営基盤を強化して組織をメンバー全員で創る体制に移行し、中長期的には上場も視野に入れています。
買収後、意識したのは現場の力
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