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事業計画の作成で悩むポイント、創業初期は「作成工数の確保」、後期は「参考数値」

BizHint 編集部 2020年11月18日(水)掲載
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新規事業のスタート地点であるとともに、成功・成長のカギを握るのが「事業計画」であることはまず間違いありません。事業計画は、内部に対しても外部に対しても自社の事業内容を明確にし、その達成に至るシナリオと位置付けられます。資金調達にも欠かせません。2020年現在は、新型コロナ禍による環境変化も踏まえた計画作成も必要とされています。事業計画の作成において、いまもっとも苦労するポイントは何でしょうか?

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事業計画はExcelで作成、創業初期は「作成工数の確保」、後期は「参考数値」に悩む

事業計画作成クラウドサービスを運営するプロフィナンスは「事業計画書作成時において悩むポイント」について、同社サービスの利用者を対象に調査を実施しています。回答者は77人で、40.3%がスタートアップ企業、22.1%が上場企業の新規事業担当でした。スタートアップ企業の内訳をステージ別に見ると、シードステージが54.8%、アーリーステージが29.0%、レイターステージが16.1%と、シードステージが過半数を占めました。

まず「事業計画作成のための利用ツール」を聞くと、「Excelのみ」58.4%が最多で、「Google Spreadsheetとの併用」19.5%、「Google Spreadsheetのみ」13.0%、「その他」9.1%で、表計算系の代表的なツールが活用されていました。企業タイプ別では、スタートアップほどGoogle Spreadsheetの利用率が高いようです。


「計画作成着手時の悩み」について聞くと、「事業計画の必要性」そのものに悩んでいる人が全体でもっとも多く、64.9%に達しています。以下「作成工数の確保」55.8%、「作り方・フォーマット」48.1%が続きます。また企業タイプ別では、創業前やスタートアップ初期は「作成工数の確保」に、レイター段階では「参考数値」「コスト等の網羅性」に悩んでいることもわかりました。ここから、創業前は製造・営業などの実務が優先ながら、アップシードで事業計画の必要に迫られ、レイターでは正確さも求められるようになる、という流れが見えてきます。

さらに、事業計画の中核でもある「売上計画」の検討・作成における悩みを聞くと、「収益構造/KPIツリーの分解・表現」48.1%が最多で、以下「販売数量の成長の考え方」「プロダクトの単価設定」といった声があがりました。やはり算出される数字に、いかに正確性・正当性を持たせるか苦心している様が伺えます。実際企業タイプ別では、創業期・シードステージの企業ほど、収益構造の表現で悩んでいるようです。このへんは企業が成長しビジネスモデルが確立すれば解決されるので、悩みとしては低下していくとのことです。

調査方法

調査対象:事業計画作成クラウドサービス「ProfinanSS」のユーザー
調査人数:77人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000052448.html

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