連載:第1回 効果的な社内コミュニケーション
リーダーの情報共有が○○な組織は業績が上がる。研究結果に見るビジネスチャットの活用法
リーダーシップやチームワークを研究する早稲田大・村瀬俊朗准教授と、チャット分析を通じて組織エンゲージメントを可視化するプロダクト・サービス開発を手掛けるLaboratik株式会社、医療・介護分野の人材サービス事業を展開するレバレジーズメディカルケア株式会社は、Slackのデータと業績の相関に関する共同研究を実施しました。研究から見えた、業績アップにつながる有効なビジネスチャットの使い方とは──。
2004年にニューヨーク市立大学卒業後、現地のクリエイティブエージェンシーR/GA New Yorkでデザイナーとして勤務。2007年に帰国後は、GoogleにてインダストリーマネージャーとしてAdWordsやYouTubeの広告営業・コンサルに携わる。同社退社後Laboratik Inc創業。
1997年に高校を卒業後、渡米。2011年、University of Central Floridaで博士号取得(産業組織心理学)。Northwestern UniversityおよびGeorgia Institute of Technologyで博士研究員(ポスドク)をつとめた後、シカゴにあるRoosevelt Universityで教鞭を執る。2017年9月から現職。専門はリーダーシップとチームワーク研究。
2007年に中途入社し、1年後に大阪営業所の立ち上げに携わり、 営業リーダーを経験。2009年にメディカル事業部を立ち上げ責任者として、年商20億に成長させたのち新規事業検討室へ異動。2015年にレバレジーズキャリア株式会社を設立し、同社の執行役員として、新卒採用、コーポレート業務を兼務しながらケア事業本部を立ち上げ統括責任者となる。2017年にレバレジーズメディカルケア株式会社を設立し、同社の取締役に就任。
分析から見えた生産性を上げるコミュニケーション方法
──今回の研究で、Slack上のコミュニケーションがチームの業績や生産性に少なからず影響を与えるという結果が出たそうですね。詳しく教えてください。
Laboratik代表取締役三浦豊史さん(以下、三浦): 早稲田大・村瀬俊朗先生と、レバレジーズメディカルケア株式会社に協力いただき、Slack上のやりとりと個人の業績評価の関係性を分析したところ、4つの結果が見えてきました。
(1)リーダーからの情報共有はオープンなほうがいい
チームリーダーがビジネスチャット上で常時オープンにメッセージを送信しているチームでは、所属メンバー全員の業績が向上しました。オープンなチャンネルでのコミュニケーションでは各メンバーが共有する情報がチーム全体に行き渡るとともに、所属メンバーの業績にポジティブな影響を及ぼしたと考えられます。
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効果的な社内コミュニケーション
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