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営業職の約6割が、現在進行形で退職・転職に向けて活動中 一般職よりはるか高い数値

BizHint 編集部 2021年7月26日(月)掲載
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「営業職」といえば、会社に利益をもたらす最先端部門として高く評価される一方で、“体育会系・パワハラ体質・陽キャ”といったイメージで避ける人たちもいます。昭和~平成初期の好景気時代には会社の花形でしたが、近年は進んで営業職になりたいという人が減っているのも事実。営業職を巡る意識は、現在どういったものでしょうか?

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人との関わりが喜びになる一方、顧客の理不尽さやクレームで辞めたくなる

日本労働調査組合では、「退職とその動機」に関するアンケートを実施。会社員531人から回答を得ています。それによると「退職を検討したことがある」とした人は80.8%、「現在転職もしくは独立に向けた活動をしている」とした人は58.9%にのぼりました。

一般の会社員を対象に同社が実施した「緊急事態宣言解除後の退職動機に関するアンケート」では、「退職を検討している」と回答した人は44.0%に留まっていましたが、営業職は遥かに高い数値です。とくに約6割が現在進行形で転職・退職を検討しているというのは、かなり衝撃的な数値と思われます。

そこで「営業をしていて辞めたくなった理由」を聞くと、「給料が安い」32.4%、「長時間労働」30.1%、「モチベーション維持」29.4%がほぼ横並びで上位を占めました。一般の会社員を対象に実施した調査では、「職場の人間関係」が上位にありましたが、“コミュニケーションの技術職”である営業では、人間関係は上位の退職理由にはならないようです。

「営業職をしていて良かったと思えること」を聞くと、1位「相手に喜んでもらえる」25.9%、2位「いろいろな人と仕事ができる」18.5%、3位「達成感」17.2%となり、やはり人間関係での手応えにやりがいを感じているようです。

そして「営業職をしていて辛かったこと」を聞くと、「ノルマ」36.3%が圧倒的多数で1位でした。人と人との関係を重視しているはずの営業職が、ノルマという数値に換算されてしまうことに、強い不満があるように思えます。ただし、2位に同率で「お客様の理不尽さ」「クレーム対応」8.8%が入っており、“良好な関係を築きたい顧客が、ときにはクレーマーになってしまう”といった出来事で心をすり減らす営業職も多いのかもしれません。

調査方法

調査期間:2021年5月24日~25日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~49歳の会社員(営業職)
調査人数:531人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000074057.html

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