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組織・チームワーク

2018年12月19日(水)更新

日本企業も舵を切り始めたパフォーマンス・マネジメント革新 その現実と未来を見据える【PMI2018イベントレポート】

Logo markBizHint 編集部

ヒューマンバリュー社が主催し、2018年2月19日に開催された「パフォーマンス・マネジメント革新 フォーラム2018」。「日本企業も舵を切り始めたパフォーマンス・マネジメント革新 その現実と未来を見据える」と題されたこのフォーラムでは、パフォーマンス・マネジメント革新の現状や未来について皆で探求を行いながら、さらなる実践につなげることを目的としています。イベントの冒頭のヒューマンバリュー社の阿諏訪博一さんによる基調講演の様子をレポートします。

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ヒューマンバリュー社の阿諏訪博一さんからフォーラムでの探求を深めるための全体マップ」と位置付けて、PMIの企業への広がりがどのように起きているかについて話をはじめました。まず、挙がったのが「VUCA World」です。

変化の激しいVUCA時代、ユニコーン企業が増加

VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で、現代の社会や経営環境を取り巻く状況を表現するキーワードとして使われています。VUCAとは世の中がより不確実性と複雑性を増すなかで、変化が激しいことを示す言葉。阿諏訪さんは「Disruptive World」という言葉も引き合いに出して説明します。

阿諏訪博一さん(以下、阿諏訪): 「Disruptive、つまり既存の枠組みを破壊して新しい動きを作り出す変化が起きています。別の言い方をすれば世界をより良い方向に変えていこうという意味。その変化は、ユニコーン企業(評価額が10億ドルを超える企業)の数からも見て取れます。2014年までユニコーン企業は数える程度でしたが、以降はベンチャー企業から爆発的に増加しています。

また、ビジネスのあり方の変化だけにとどまらず、人という側面でも変化が生まれています。今は AI の技術革新が叫ばれていますが、このような時代だからこそ、むしろ人と人との関わり合いや内発的動機が重要になっています。実際にアメリカの調査ではミレニアル世代のモチベーション要因を調べると、『意義のある仕事』など、内発的動機づけを重視する傾向がかなり強いことがわかります」

こうした企業のあり方、人の働き方の変化という状況の中で、現在のパフォーマンス・マネジメントの変革は起きているといいます。また、阿諏訪さんは、こうした変化は、「米国と日本ではスタート地点の違いがある」と指摘します。そして、縦軸として社会的規範と市場的規範、横軸として一様性と多様性のマトリックスを使い仮説を立てているそうです。

阿諏訪: 「従来の欧米的な人事制度はグラフで言う右下。つまり市場的規範が高く多様性に富んでいる部分にありました。しかし、今起きているPMIの認識は従来に比べてチームの動きやソーシャル・キャピタルなどに重きを置きながらグロース・マインドセットを育んでいくような、ようは“右下から右上の動き”と言えるでしょう。一方で、従来の日本は左上に位置していた。行き着く先は右上のグロース・マインドセットですが、スタート地点が違うので、実際に歩むプロセスは欧米とは変わってきます」

パフォーマンス・マネジメント革新の潮流は、 単なる人事制度変革の流行ということではなく、ビジネス環境の変化、それに伴うフィロソフィーの変化、成果を生み出す取り組みや組織マネジメントのあり方の変化と連動するもの であり、そうした捉え方をした上で、変革に向き合うことが重要であるということです。

パフォーマンス・マネジメント、必要なのはマインドセットの変化

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