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より濃密な情報交換が求められる「1on1」、部下側は幅広い対応を上司に求めている

BizHint 編集部 2021年5月11日(火)掲載
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「1on1」(1on1 meeting)は、上司と部下が1対1で、週1回など定期的にミーティングを行う制度。日本ではヤフーが2012年から導入したことで注目を集め、新しい人事育成・評価施策として徐々に採用する企業が増えてきました。一方、コロナ禍により対面でのミーティングが難しくなり、1on1のスタイルやその効果も変化を見せています。

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1on1で上司に求める話題・対応は、ほぼ均等に分散。多面的な対応が重要

1on1プラットフォーム「カケアイ」を提供するKAKEAIは、1on1で話されている内容、部下が上司に求める対応、1on1実施後の部下の満足度・すっきり度といった、“1on1の最新事情”1万件を分析しています。

まず「1on1における話題(トピック)」について見ると、「業務の進捗や進め方のみ」35.1%、「業務以外のトピックのみ」35.6%、「業務の話+業務以外の他トピックを幅広く」29.3%と、ほぼ均等に分かれています。

「具体的な話題」について集計すると、やはり「業務の進捗や進め方」52.1%が最も多く半数を超えています。一方「会社や部署の方針」10.6%、「今後のキャリア」10.1%、「スキルや力の向上」7.7%といった、長期的な視点・広い視野でのトピックもよく話されているようです。なお上司側が、部下に応じてトピックを選んで会話を振っているケースも多いようです。

そして「上司に求める対応」については、「意見を聞きたい」22.7%が最も多い一方で、「報告したい」19.2%「いっしょに考えてほしい」18.9%、「具体的なアドバイスがほしい」13.9%、「話を聞いてほしい」10.4%も多く、偏りのない多面的な対応が求められているようです。

積極的なアドバイスが苦手な上司も多いが、部下側は一緒に考えることを求める

こうした対応は、トピックによって異なると思われます。たとえば部下の側にとって、業務内容はアドバイスが欲しくても、プライベートな話題は報告だけで済ます、といったパターンが考えられます。逆に上司側も、ティーチング・コーチング・フィードバックと、対応を選択しなければなりません。

部下が事前に選んだ「1on1で話すトピック」と「そのトピックを話すにあたって上司に求める対応」を聞いてみると、やはり傾向に違いがありました。業務の進め方では「一緒に考える」「報告する」が高い一方、会社や部署の方針については「意見を聞きたい」が高い傾向が見られました。

ただ、こうした部下側の要望に、必ずしもすべての上司が応えられるわけではありません。トピック別で見ると、上司が得意なトピックは「プライベート」「スキルや力の向上」「今後のキャリア」ですが、苦手なトピックとして「会社や部署の方針」「人間関係」「心身の状態」が上位になっています。また得意な対応も「話を聞く」「報告を受ける」など受動的なものが高く、「いっしょに考える」「アドバイスする」などは不得手な上司が多いようです。

テレワークでのすれ違いを避けるためには、上司側も部下側も“ホウレンソウ”(報告・連絡・相談)を意識し、よりコミュニケーションの情報量を増やすのが大切かもしれません。

調査方法

調査期間:2020年11月1日~2021年3月31日
調査方法:「カケアイ」の1on1実績データを無作為抽出して集計
調査数:10,000件

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000041953.html

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