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連載:第6回 【海外人事ニュース】

【海外HR News】AIに奪われない人事の仕事とは?/仕事へのモチベーションは給与次第?!/睡眠が仕事に与える影響

BizHint 編集部 2017年2月8日(水)掲載
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BizHintHRでは海外で発表された人事関連ニュースの配信を行っております。今週の海外人事ニュースをお届けします。

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徹夜は逆効果、最高の仕事には睡眠が重要

1日あたり7~9時間の睡眠が必要

寝れば頭がスッキリすると分かっていても、目の前にある膨大な仕事をこなすためには、寝る時間を惜しんで徹夜で仕事をこなす人も多いだろう。特に、多くのリーダーは、睡眠の重要性を過小評価する傾向がある。

ところが、睡眠の重要性を再認識する動きが出ている。ミシガン大学付属睡眠障害センター助教授の睡眠専門医キャシー・ゴールドスタイン氏によると、仕事において最高の状態で最高の成果を出すには、1日あたり7~9時間の睡眠が必要だと言う。

睡眠不足は仕事に集中できない

逆を言えば、十分な睡眠時間が確保できないと、仕事に集中できず、仕事中にSNSを眺めるなどといった、業務に無関係なことをし始める可能性が高まる。

ゴールドスタイン氏は米国の心理学者が実施した調査を引用し、睡眠不足のマネージャーは、自我のコントロールができなくなり、反抗的感情が高まるため、仕事に対する倫理観や意欲が失せる傾向がある、と述べている。

適切な睡眠は給与アップにつながる

一方で、カリフォルニア大学の研究によると、睡眠時間を1日あたり1時間増やした社員は、給料がアップする傾向があるという結果を示している。

適切な睡眠時間を確保できれば、脳の中がリフレッシュされ、毎日の仕事に対して最高の状態で挑める。潜在能力を十分に発揮し、効率と生産性の高い仕事ができるため、給与アップにつながるのだ。

特に女性は、睡眠不足により、病気になりやすい。病気を予防するためにも、女性は男性よりも20分多く寝るように勧められている。

参考

HC Online

仕事へのモチベーションは給与次第?!調査結果発表

企業が社員の満足度を上げるために必要なこと

労働市場についての調査研究を行っている、米企業のGlassdoor Economic Researchが、「給与と仕事への価値観の関係」について調査発表を行った。

調査対象は、2014年よりGlassdoorの給与・企業調査に参加している約61万5000人となる。

給与額と幸福度

Glassdoorの以前の調査より、給与とは関係性があるという結果が出ているが、プリンストン大学調査では、ある一定の金額に給与が達した場合は幸福感と比例しない結果を発表している。

企業で働く社員は高い給与以外にも多くの要素を企業に期待しており、重要視する優先順位については給与額によって変化する可能性を秘めている。

仕事への価値観

今回の「給与と仕事への価値観の関係」調査では、所得グループごとに6つの職場要因(キャリアパス・給与報酬・企業文化・リーダーシップ・ワークライフバランス・ビジネス概観)にわけた社員の満足度調査となる。

調査の結果、所得にかわからずすべての社員に重要な職場の重要要素は22.1%で「企業文化」との結果となり、次点には「リーダーシップ」と続いた。

給与と仕事への価値観

給与の変化によって、職場への優先順位がどのように変化するかという調査の結果、給与が上がるに従って重要度の割合が増したのは、「キャリアパス」との結果となった。一方で、「給与報酬」、「ワークライフバランス」は、給与が高くなるにつれて重要度が低くなる結果となった。

給与と仕事の関係は密接な関係であるが、給与水準にかかわらず、「企業文化」、「リーダーシップ」、「キャリアパス」の3つの要素が仕事への満足度を高めている結果となり、企業は優秀な社員を確保するためには3つの要素を向上する必要性がある。

参考

glassdoor

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