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「DX関連」のクラウドソーシングが、1年間で4割増、販売促進の手段としての活用が多数派に

BizHint 編集部 2020年10月5日(月)掲載
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デジタル技術を活用してビジネス環境の変化に対応する「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)。そこには製品やサービスだけでなく、ビジネスモデル、組織、さらには企業文化そのものの変化も含まれます。労働市場のマッチングを図る「クラウドソーシング」は、DXに貢献できるサービスの1つですが、実際にどの程度寄与しているのでしょう?

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新型コロナによる新ワークスタイルをきっかけに、DXが加速中

クラウドソーシングサービス大手のクラウドワークスは、2019年9月1日~2020年8月31日の1年間を対象に、DXに関する発注者傾向について調査しました。特にこの期間の後半6か月は、新型コロナにより、在宅勤務やテレワーク、ジョブ型雇用などの新しいワークスタイルが急成長した時期でした。

調査によると、DX関連の発注者(直近1年のDXに関する発注を行った企業)は、2019年秋(9月~11月)を100%とすると、2020年夏(6月~8月)は142%まで増加していました。2020年春からすでに増加傾向を見せていましたが、コロナ禍が拡大を後押ししました。

これらの発注を、「生産性改善=組織内の業務をデジタル化することで、業務効率の改善を図る」と「販売促進=オフラインからデジタル広告などのWeb集客へと、宣伝方法を変更する」に二分して見ると、2月は発注数が低下したものの、すべての月で「販売促進」が「生産性改善」を上回りました。特に5月頃より「販売促進」が大きく伸びています。

この理由としては、5月頃より「新しい生活様式」への注目が高まり、消費動向も回復基調に入ったことで、販促が注目されたためと思われます。

次にこれらの発注を、「東京を所在地とする企業」と「それ以外の地域の企業」に二分して見ると、東京都では3月にDX関連の発注が急増しましたが、4月以降はそれ以外の地域の発注数が上回り、高い数字を保っています。この伸びは、「在宅勤務」「テレワーク」が注目されたタイミングと重なっており、ピンポイントな課題の解決などで、クラウドソーシングが活用されたと思われます。

具体的にクラウドワークスで発注されたDX関連事例としては、以下のようなものが上がっています。

  • 既存顧客への訪問型営業を、オンライン完結型営業にするためのシステム開発
  • 顧客管理および顧客毎の請求管理を一元化したシステム開発
  • 受注から製造、請求までの部署横断業務の一元管理システム開発
  • クリニックで使用している紙書類のデジタル化およびデータベースでの一元化

SIer(システムインテグレーター)、官公庁・公社・団体、商社などによるクラウドソーシング活用に加え、今後はコロナ禍をきっかけにDXを進める企業・業種が拡大しそうです。

調査方法

調査期間:2019年9月1日~2020年8月31日
調査方法:「クラウドワークス」での調査
調査対象:デジタル・トランスフォーメーションに関する指定ワードを含む案件発注者
調査人数:3,085

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000050142.html
https://crowdworks.co.jp/news/s6_ckamay/

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