連載:第67回 総合 2020年1月~3月
新型コロナvs. マーケティング、7割の企業がすでに影響下。対策はオンラインの活用が主流
猛威を振るう新型コロナウイルスは、単なる疾病の域を超えて、すでに各国の政治あるいは経済に、大きな影響を与えています。さらには、企業の株価を左右するなど「マーケティング活動」への影響も注視されています。今後を探るべく、イノーバが企業向けのアンケート調査を実施しました。
ウイルスのマーケティング活動への影響、すでに100%近い企業が実感
まず「ウイルス感染拡大にともない、マーケティング活動への影響は出ていますか」と聞くと、「すでに影響が出ている」としたのは74%。「現在は影響は出ていないが、今後、影響が出てくると思う」23%を合わせると、ほぼ100%近い企業が、マーケティング活動への影響を実感していました。
「マーケティング活動への影響は、今後どれぐらい持続すると考えていますか?」という問いには、「2~3ヵ月程度は続く」55%が最多。ただしこの数値は、不透明な状況に対する“希望的観測”の側面が大きく、もっと長引く可能性も否定できません。
「具体的な影響の内容」については、「セミナー・展示会のキャンセル・延期」をあげる人が80%で断トツながら、「社外交流会への参加」「新規開拓の訪問」も制限を受けていました。なお「テレワーク化が進んでいることで電話がつながらなくなっている」という意見も見られました。
今後の影響をまだ楽観視している会社が主流、対策実施済みは2割程度
「今後の受注活動や売上に、影響を受ける度合い」については、「多少の影響がある」57%が多数派で、まだ楽観視している気配がありますが、現実には、新型コロナウイルスの影響で倒産する会社もすでに出ており、決して油断できない状況です。影響軽減のために、具体的な対策をすでに実施している企業は、まだ22%に留まっています。
「どういった対策を検討したり、実行されていますか?」と聞くと、非接触型の「オンラインセミナー(Webinar)の活用」47%がトップ。以下「ホームページ強化による問い合わせ獲得」37%、「既存名刺や既存取引先へのフォローアップ強化」28%、「リスティング広告などオンライン広告の活用」22%など、オンライン施策が複数あがりました。
調査方法
調査概要:新型コロナウイルスの感染拡大にともなうマーケティング活動への影響調査
調査期間:2020年2月28日~3月4日
調査対象:全国の企業
調査人数:27,668社
有効回答:95社
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000054994.html
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