連載:第90回 総合
「報連相」にも時代の波と世代の格差? 若手が感じるコミュニケーションの課題
BizHint 編集部
2026年1月7日(水)掲載
進捗状況や重要事項の「報告」、情報共有のための「連絡」、問題解決に向けた「相談」の3つを、ビジネスコミュニケーションの基本として考える「報連相」(ほうれんそう)。メモ・電話・メール・チャット・専用アプリと、その手段は多様化しましたが、若手社員とベテラン社員とで報連相の課題にギャップはあるのでしょうか?
テキストコミュニケーションと音声コミュニケーションとで明確な違い
イデックスビジネスサービスでは、「入社1~3年目の若手社員」と「入社10年以上のベテラン社員」を対象に「世代で異なる報連相の認識ギャップ」に関する調査を実施。若手社員に焦点をあてて回答を比較しています。
まず若手社員に「上司や先輩に報連相を行う際、多く利用している手段」を聞くと、「対面での会話」76.2%が圧倒的多数で、「チャットツール(Slack、LINE WORKSなど)」35.7%、「電話(音声通話)」30.1%がそれに続きます。

次に「上司や先輩に相談する際、タイミングを見計らうのが難しいと感じるか」と聞くと、「とても感じる」24.4%、「やや感じる」45.3%で、感じるという人がほぼ7割を占めています。ただし「あまり感じない」「まったく感じない」層も一定数いるので、業務内容、上司・先輩との関係性なども影響していると思われます。
そこで「オフィス内で話しかけづらいと感じる場面」について尋ねたところ、「上司や同僚が集中している」60.0%、「静かすぎる雰囲気がある」31.5%、「仕切りや距離がある」28.1%が上位でした。タイミングを比較的問わないメールなどの手段がある一方、対面コミュニケーションを重視している様子、相手や空間に配慮する様子がうかがえます。

さらに「チャットツールやメールで上司に報連相をした際、こちらの意図が伝わりにくいと感じた経験」については、「頻繁にある」12.1%、「ときどきある」48.9%と、6割超の若手社員に思い当たる節がありました。デジタルのテキストコミュニケーションでは感情のニュアンスが伝わりにくくといった理由がありそうです。
そのためか逆の音声コミュニケーションである「電話通話やオンライン通話で上司に報連相をした際、声のトーンや反応で理解が深まったと感じた経験」では、「頻繁にある」15.1%、「ときどきある」48.4%と、これも6割超が経験ありとしています。
調査方法
調査期間:2025年11月18日~20日 調査方法:インターネット調査(モニター提供元:PRIZMAリサーチ) 調査対象:(1)入社1~3年目の若手社員(2)入社10年以上のベテラン社員 調査人数:(1)512人、(2)504人の計1,016人
プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000065633.html
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