連載:第50回 成長企業 社長が考えていること
創業から4年で191億突破!タカマツハウス流「落ちこぼれを作らない」組織作り
創業からわずか4年で売上高191億円を突破し、大きな話題となったタカマツハウス。創立から社長を務める藤原元彦社長は不動産営業の世界でも異例な「おちこぼれ」を作らない組織づくりで知られています。積水ハウスで数々の営業記録を打ち立てた伝説の営業リーダーだった藤原社長はわずか4年でどのように組織を作り上げたのか。「おちこぼれ」を作らない組織づくりとは一体どのようなものなのか。タカマツハウスのリーダー論、組織づくりについて聞きました。
タカマツハウス株式会社
代表取締役社長 藤原元彦さん
1985年に積水ハウスに入社。国内戸建住宅事業の営業として年間契約棟数全国No.1など数々の記録を打ち立てた。北関東、東関東、神奈川の各営業本部長を歴任し、2010年に執行役員、2012年に常務執行役員に就任する。2019年にタカマツハウス代表取締役社長に就任。
シロはシロ、クロはクロ。正しくないことはしない
――髙松コンストラクショングループの新会社、タカマツハウスの創業社長として迎えられた形ですね。会社を作るに当たってどのような想いがありましたか。
藤原元彦さん(以下、藤原): 社長になったのは2019年。自分の最後の仕事として理想の会社を作りたいと思いました。最高の仲間と一緒に仕事ができて、ここに来てよかったとみんなが思ってくれるような会社です。
とはいうものの、最初の2年は毎日ぐちゃぐちゃな状態だし、何も決まってないし、形もなにもありませんでした。
髙松建設にはハウスメーカーとしてのノウハウがほとんどなかったため、設立メンバーと一緒に会社として必要なものを一から作るところから始めました。営業資料はもちろん、社内外で使う書類のフォーマットだったり、社内での申請・承認制度などすべてです。
――すでに営業スタッフが100人近く在籍されていますね。御社の仕事に対する姿勢はどのようなものですか。
藤原: 「正しいことをしよう」これに尽きます。ごまかしたり、隠したり、うちは正しくないことはしません。
数字の化粧はもちろん、本来の基準を変えてまで、今期の数字にするようなことも許しません。机上で数字を作ると組織の腐敗を招きます。シロはシロ、クロはクロです。不動産業界ってグレーな部分が多かったりしますし、そういった業界特有の文化に染まった人が入社してくることもあります。でも私はズルいのが嫌いなんです。
――業界の文化に染まった社員を変えることは大変ではありませんでしたか?
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