連載:第6回 よくわかる補助金・助成金 選定・申請 押さえるべきポイント
国・自治体による企業支援策の探し方。中小企業庁運営の「ミラサポplus」を使おう
中小企業庁が運営している中小企業向け補助金総合支援サイト「ミラサポplus」が2020年4月1日に公開されました。従来の「ミラサポ」よりも支援制度や企業の事例データが検索しやすく整理されており、使い勝手が良くなっています。本記事では、リニューアルされたミラサポplusの使い方をご紹介いたします。
機能をフル活用するなら、gBizIDを登録しよう
ミラサポplusの主要な機能は以下の3つです。
- 支援制度を探す
- 支援者支援機関を探す
- 事例を探す
会員登録を行わなくても、ミラサポplusの掲載情報を閲覧することは可能です。
しかし、会員登録をして自社の情報を入力しておけば、より多くの機能が利用できるようになるのでおすすめです。
自社の所在地や業種などに応じたおすすめの支援制度が表示されるほか、マイリスト機能を使って自分が読みたい記事を保存、「ローカルベンチマーク」を使った経営情報の整理なども可能になります。
補助金等の電子申請に際しては、企業情報等の入力が必要となる場合が多く、ミラサポplusに自社の基本情報や財務情報などを登録しておくことで、一部の入力を省力化することができるようになります。CSVを使ったデータの取り込みも可能です。
ミラサポplusでは、これまで前身のWEBサイト「ミラサポ」で利用されていたIDとは別で、ミラサポplusでの会員登録(ID登録)を行う必要があります。 会員登録にはメールアドレスのほか、Google、Facebookのアカウントを利用できますが、お勧めは「gBizID(GビズID)」での登録です。
ミラサポplusの機能には、gBizIDを使って会員登録しないと利用できない機能があるためです。
「gBizID」とは
経済産業省が提供する法人向け認証サービスで利用される、法人・個人事業主向けのIDを指します。2019年5月に成立した「デジタル手続法(デジタルファースト法)」により、2020年4月から雇用保険・社会保険といった行政手続の電子申請化が進んでおり、これらを行うために必要なのがgBizIDです。
gBizIDは補助金の電子申請に利用する際にも必要になりますので、gBizIDを取得していない方は、この機会に登録することをお勧めします。
gBizIDには、発行に審査を要する「プライムアカウント」、即日発行可能な「エントリー」、従業員向けの「メンバー」など複数のアカウントの種類がありますが、ミラサポplusの機能を利用するにあたっては、どのアカウント種別でも問題ありません。
企業向けの支援制度を探す-「支援ナビ」
「支援制度を探す」ページでは「人気の制度」や「お困りごと」から制度を検索することができます。 制度集一覧も掲載されており、最新年度版の中小企業施策利用ガイドブックを閲覧することができます。また、新型コロナウイルス感染症対策の情報もこのページに集約されています。
最新の補助金情報をチェックしたい方は是非こちらのページをご覧ください。
補助金を探す
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バックナンバー (8)
よくわかる補助金・助成金 選定・申請 押さえるべきポイント
- 第8回 飲食店のGo To Eat利用では手数料と入金日に注意!特に手厚い大阪独自の支援策
- 第7回 東京は6/15、大阪は6/20締切も。コロナ対策支援金の申請はお早めに
- 第6回 国・自治体による企業支援策の探し方。中小企業庁運営の「ミラサポplus」を使おう
- 第5回 5/12申請締切も。申請を急ぐべき新型コロナウイルス緊急対策助成金(社員休業/テレワーク関連)
- 第4回 補助金は採択されたら終わり、ではない。「小規模事業者持続化補助金」採択後の手続きについて