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連載:第4回 組織作り その要諦

若手の当事者意識を引き出す「自律・分散型組織」を作る【ポーター賞受賞企業・ネットプロテクションズ】

BizHint 編集部 2018年8月29日(水)掲載
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「つぎのアタリマエをつくる」を企業理念に掲げ、CreditTechのパイオニア企業として急成長を続ける株式会社ネットプロテクションズ。2017年度のポーター賞受賞企業でもあります。そんな株式会社ネットプロテクションズが「つぎのアタリマエ」を目指して2018年4月から部分運用を開始しているのが、マネージャー職を撤廃して、自立と自己成長を促す人事制度「Natura(ナチュラ)」です。今回は「Natura(ナチュラ)」構築の中心人物である執行役員の秋山瞬さんと同社をコンサルタントとして支援しているクリエイティブクラスコンサルティング取締役チーフコンサルタントの倉持快夫さんにお話を伺いました。

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マネージャー職は本当に必要なのか!?

成長途中にある企業の課題として、採用の次に問題になりがちなのが「マネージャーの育成」。自社のカルチャーを理解しながらも、中間管理職としてマネジメントができる人材を揃えるのは容易ではありません。

未回収リスク保証型の後払い決済サービスを提供しているCredit Techのパイオニア企業ネットプロテクションズ。前年度比140%という驚異のスピードで成長し続け、2017年に累計利用者数1億人を達成したBtoC通販向け決済サービス「NP後払い」など、その独自性の高いビジネスモデルや業界全体への影響力が評価されて「日本テクノロジー Fast50」や「ポーター賞」など数多くの賞を受賞しています。メンバーも100人を越えてきたのですが……。一方では入社3年以内の社員が多く、今後の成長をどう描くかには課題を抱えていました。

ネットプロテクションズではマネージャー職を撤廃し、社員の意思を尊重し、自律を促し、成長を促進する人事制度「Natura(ナチュラ)」を導入。「Natura」とは、「自然」や「ありのまま」などの願いが込められています。「Natura」にはマネージャーの代わりにカタリストという流動的な役割が設置され、職務に応じたバンド制度の導入やディベロップメント・サポート面談の実施、360度評価による昇格、昇給の決定など従来の人事制度とは大きく異なる特徴が数多く存在しています。

ネットプロテクションズでマネージャー職を撤廃した理由

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