連載:第81回 総合
AI導入に必要なスキル・人材、十分ではない企業が半数超え その「壁」とは?


生成AIの業務活用に注目が高まっていますが、導入に向けた予算の確保、ユースケースの具体化、費用対効果の評価、社内稟議の壁、セキュリティ面での不安なども見過ごせなくなっています。また「AIを導入したが成果が出ない」「導入段階で止まってしまった」といった企業も多いようです。企業はAI導入のゴールをどう想定すべきでしょうか?

手探りでのAI導入スタート、効果も予算も様子見?
まず「AI導入の現状」を聞くと、「未導入」43.5%が多くを占め、「一部導入済み」27.4%、「PoC(概念実証)のみ実施」11.9%が続きました。また「AI導入・運用のための予算を計上しているか」でも「いいえ」48.8%が予算確保企業を上回っており、まだまだAI導入は進んでいないようです。
そこで「AI導入の目的」について聞くと、「業務効率化」67.6%がもっとも多く、「コスト削減」44.3%、「品質向上」31.3%を大きく上回りました。品質向上や人材育成より、まずは業務負担軽減が求められていることがわかります。一方AIを「一部導入済み」「部門横断で導入済み」「全社で導入済み」と回答した448人に「AI導入時に業務適用シナリオを明確にしていたか」を聞くと「すべて明確にしていた」は13.8%にとどまっており、手探りでのスタートだった様子がうかがえます。
「AI導入時に予算化が難しいと感じる理由」では、「費用対効果が見えにくい」44.2%、「必要なコストが不透明」39.9%、「導入効果が出るまでの時間が不明確」27.3%が上位で、これも手探り状態が垣間見えます。
さらに「AI導入プロジェクト推進に必要なスキル・人材の充足状況」に対しては、必要なスキルは「あまり足りていない」32.9%、「まったく足りていない」21.1%と合わせて過半数を占め、必要な人材についても「あまり足りていない」39.7%、「まったく足りていない」21.9%となっており、スキルと人材の両面で充足している企業はきわめて少ないと思われます。
AI導入においては、スキル・人材の確保以上に、導入効果・コストを明確にし社内に周知させるなど、全社的な対応が必要と言えるでしょう。
調査方法
調査期間:2025年7月17日~20日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査対象:調査回答時にAI導入に興味がある企業の経営者と回答したモニター
調査人数:1,021人
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000016175.html
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