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CHRO(最高人事責任者)

2020年2月25日(火)更新

日本ではまだ馴染みの薄いCHRO。ヘッドハンティングをはじめとした人材の流動的な活用が盛んな外資系企業においては、企業トップであるCEO、そして財務部門トップのCFOに続く第三の役割として重要視されています。近年日本でも注目を集め始めたCHROについて詳しく見ていきましょう。

1.CHRO(最高人事責任者)とは?

近年、CHRO(Chief Human Resource Officer)という役割に注目が高まっています。CHROとは企業における経営幹部の一員で、人事の統括責任者です。経営陣として経営に積極的に関わる権限があります。日本ではCHROという名称ではなく「取締役人事部長」「執行役員人事部長」といったような名称が使われることもあるようです。

一般的な人事部長は管理業務を中心として企業価値を伸ばすことを目指すため、経営や事業に疎くなりがちだという指摘もある一方で、経営に対する理解はもちろん、経営と人的資源のバランスを保つという役割があります。そのため、CHROは社員の能力の開発させて、結果的に会社の成長に貢献する役割を担っています。

2.CHROの具体的な役割とは?

CHROは人事の最高責任者として、人材の価値を高めるあらゆる取り組みを行います。

具体的には企業のビジョンや経営戦略に基づいた社員の採用・解雇・社員教育・研修さらには組織の改編や人事異動、そして人事評価の項目策定などを担っています。

さらに、社内外まで広くアンテナを伸ばし、事業計画に必要な場合は外部からも人材登用を行います。また、社外に優秀な社員が引き抜かれないようにも気を配り、社内の評価や報酬などの適正化を行う必要もあります。

CEOの右腕 経営を左右するCHRO

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