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連載:第11回 小売・サービス

緊急事態宣言の発令で国内消費は変わった? オンライン消費が大きく伸長

BizHint 編集部 2020年5月20日(水)掲載
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新型コロナウイルス(COVID-19)の拡大を受け、4月7日に緊急事態宣言(7都府県)、4月13日に出勤者7割減要請、そして4月16日に47都道府県すべてを対象に緊急事態宣言が発令されました。これによって、国内の消費動向はどのような影響を受けたのでしょうか?

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“レジャー消費”が悪化する一方、オンライン消費は好調の兆し

Finatextホールディングス子会社のナウキャストとジェーシービーは、JCBのクレジットカードの取引データを活用して、国内消費動向指数「JCB消費NOW」を算出しています。その最新データによると、4月後半(4月16日~4月30日)の「総合消費指数」は、1月後半に比べマイナス33.3%で、4月前半のマイナス29.2%からさらに悪化していました。

とくに「外食」マイナス71.9%、「旅行」マイナス95.2%、「交通」マイナス54.8%、「娯楽」マイナス72.1%、「宿泊」マイナス93.0%などの“レジャー消費”は一段と悪化しています。逆に「電気・ガス・熱供給・水道」プラス35.3%、「コンテンツ配信」プラス23.7%は大幅に増加しています。

「EC」の項目に絞って見ると、家電を含む「EC:機械器具小売」はプラス75.4%と、4月前半のプラス36.7%から2倍近く増加しました。「EC:織物・衣服・身の回り品小売業」プラス33.6%、「EC:飲食料品小売業」プラス56.3%などの専門ECの伸びも目立っています。

参考系列データでECの好調が鮮明に

さらに、新型コロナウイルスの影響により、通常とは違う「消費者の増減効果」を織り込んだ「参考系列データ」を見ると、織物・衣服・身の回り品は大きく減少する一方、4月に入り「機械器具」がプラスに転じていました。一方でECは、全ジャンルがプラスに転じており、オンライン消費は好調と言えそうです。

調査方法

調査概要:「オンライン消費動向」に関する研究
調査方法:JCBのデータから、ナウキャストが消費指数(統計)を作成
調査対象:4月後半(4月16日~4月30日)、4月(4月1日~4月30日)の「JCB消費NOW」データ。JCBグループのカード会員のうち、無作為に抽出した約100万人分の決済データを活用して作成。
参考系列:通常とは違う「消費者の増減効果」を織り込んだ分析手法を用いた「参考系列データ」を全項目(総合、業種別)で算出。

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000012138.html

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