連載:第77回 IT・インターネット
CMSリプレイスで対処したい問題、1位は「管理画面の表示が遅い」
WordPressやMovable Type、DrupalなどのCMSは、コーディングの知識がなくてもサイトの構築・更新を容易にしてくれるため、企業サイト運用では欠かせない存在です。それだけに「どのCMSを使うか」は初期段階から重要であり、その後なんらかの理由で乗り換えに迫られた場合は、担当者は非常に悩むことになるでしょう。
リプレイスは不安だがセキュリティとコストが課題に
サイト・パブリスでは、直近1年以内にCMSのリプレイスを検討している担当者を対象にアンケートを行っています。まず「CMSのリプレイスを検討しようと思ったきっかけ」については、「セキュリティを強化したいから」60.4%が最多で、「コストを削減したいから」47.7%、「今の機能では不十分だと感じたから」39.6%がそれに続きます。
サイトの機能や構造を根本的に変えたい場合、CMSそのものを変更したり最新版に更新したいといったニーズも考えられますが、それ以上にセキュリティとコストに問題を抱えているようです。そのためか、「CMSのリプレイスをする上での、システムに関する不安はありますか」と聞くと、「かなりある」27.0%、「ややある」62.2%とリプレイス自体にも不安を感じている人が主流です。
また「現在のCMSの機能について抱えている課題」では、「管理画面の表示が遅く、担当者のリソースを圧迫している」55.0%、「基幹システムやSNSなど、データを一元管理できていない」50.5%、「直感的に操作できない」40.5%などが上位で、システムの老朽化・肥大化にCMSが追いつけなくなっているようです。
そのためか「リプレイス後のCMSに求める機能」では、「表示速度の速さ」58.6%が最多で、「自動更新の機能」49.5%、「拡張機能の充実さ」46.8%がそれに続きました。
調査方法
調査期間:2023年12月18日~19日
調査方法:インターネット調査(IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画)
調査対象:直近1年以内にCMSのリプレイスを検討している担当者
調査人数:111人
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000103844.html
https://sitepublis.net/whitepaper/wp21
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