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連載:第43回 IT・インターネット

iOS端末のシェアが回復傾向、機種シェアでAppleが初めてSamsungを上回り1位に

BizHint 編集部 2021年12月6日(月)掲載
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Android端末とiOS端末(iPhone)のシェア争いは、米中貿易摩擦の影響で中国でのiPhone人気が大きく下落したことで、Androidの優勢が続いています。しかしハイエンド向け高品質カメラを搭載するなど、スぺックを大きく向上させたiPhoneが、高価格ながら人気をジワジワと回復。主要40か国におけるモバイルOS・機種の最新シェアについて、アウンコンサルティングが調査を行っています。

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機種シェア5年間トップのSamsungが初めてAppleに抜かれる

この調査は、OECD加盟主要国を中心とした世界40の国・地域について、スマートフォン普及率、そのOS、端末機種のシェアなどを探ったものです(調査対象期間:2016年10月~2021年10月)。

モバイル機種シェアの推移を見ると、ここ5年間はSamsungがつねに1位でしたが、2021年10月ついにApple(28.21%)がSamsung(27.06%)を抜きました。2020年~2021年には世界的な半導体不足がありましたが、Appleは4,170万台から5,040万台まで出荷を増加させました。一方Samsungは工場を持つベトナムでのパンデミックなどで、8,040万台から6,900万台に減少したとのことです。

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国別で機種トップがSamsungからAppleに入れ替わったのは、ドイツ(Apple:34.31%→39.7%)、イタリア(Apple:19.6%→30.19%)、オーストリア(Apple:34.81%→42.22%)などです。これはiPhone 13の発売を受けての人気再燃と思われます。日本はとくに変化はなく、iOSおよびAppleが引き続きシェア1位でした。

なお、モバイルOSシェアの推移を見ると、Androidの優位は71.09%で揺るいでいませんが、iOSも28.21%まで盛り返しています。ちなみに2020年4月の調査では、iOSのシェアは2割を切っていました。

調査方法

調査主旨:世界40カ国、主要OS・機種シェア状況
対象国:OECD加盟主要国を中心に抽出
各国人口参照元:Worldometers.info
OS・機種データ参考:Stat Counter
スマートフォン普及率参考:Consumer Barometer with Google
調査対象期間:2016年10月~2021年10月
調査実施時期:2021年11月1日~22日

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000034654.html

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