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連載:第24回 医療・医薬・健康

職場での感染対策、会社の対応にも周囲の行動にも、過半数が不安・不満を感じていた

BizHint 編集部 2021年8月10日(火)掲載
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長引くコロナ禍では、三密の回避に加え、テレワークや時差出勤が拡大しましたが、「職場における感染対策」については、あまり統一的なガイドラインがありません。各企業がそれぞれ、独自のガイドラインを制定したりマニュアルを作成したりして対応しているのが現状です。エステーでは「職場内の感染対策に関する意識調査」を実施していますが、多くの人が不安を抱えていることが判明しました。

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6割以上の人が職場での感染不安を感じている

この調査では、20歳~59歳の有職者(週に3日以上出社している人)481人が回答しています。まず「職場内で、コロナ感染に対する不安を感じますか?」と聞くと、「とても不安に感じる」19.8%、「やや不安に感じる」41.2%で、6割以上の人が職場での感染不安を感じていました。また「対策についての不安」という聞き方でも「とても不安に感じる」14.3%、「やや不安に感じる」45.9%となっており、会社の対策が不十分と思っている人が多いようです。

「不安を感じる場所」としては、「手すりやドアノブ」40.1%、「トイレ内の手洗い場や蛇口」39.9%、「食堂や共有の食事スペース」36.4%が特に多く、いずれも避けるのは難しそうです。

「自分自身で行っている職場内での感染対策」を聞くと、「日中のこまめな手指消毒」「日中のこまめな手洗い」「出社時の手指消毒」「出社時の手洗い」が上位を占めました。それ以外では、「人と会話するときに距離をとる」「1人で食事をする」があがっています。一方で「自分の机の除菌・消毒作業」「使用後の会議室や共有スペースの除菌」は、やや低い数値に留まっており、“コロナをうつされないこと”ほど“コロナをうつさないこと”には、あまり意識が向いていないようです。

そこで、「自身の感染対策について万全だと思いますか」と聞くと、「まったく思わない」9.8%、「あまり思わない」41.6%と、過半数が不十分だと感じていましたが、「感染対策を継続していることにストレスを感じていますか」と聞くと、「とても感じている」22.0%、「やや感じている」47.8%となり、多くの人が対策に疲労していました。

さらに「感染対策に対する周囲からのプレッシャーを感じますか」と聞くと、「とても感じている」14.1%、「やや感じている」41.7%となり、周辺からの視線による圧力も、ストレスになっているようです。しかし、「職場の人が感染対策を実践していないことに不安や不満を感じますか」という質問に、「よくある」12.3%、「時々ある」44.7%となり、かなりの人が周囲に対して逆に不安・不安を感じていることも浮き彫りとなっています。

すでに4度目の緊急事態宣言発令も行われ、一向に先行きが見えないコロナ禍ですが、自身の周辺だけでも、日々の感染対策が重要となるでしょう。

調査方法

調査期間:2021年6月
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳~59歳の有職者(週に3日以上出社している人)
調査人数:481人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000313.000010075.html

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