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連載:第88回 IT・インターネット

「2025年の崖」知らない・理解していない企業は70%以上。DX停滞リスクが浮き彫りに

BizHint 編集部 2024年11月1日(金)掲載
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「2025年の崖」問題は、DXの進展に伴い、あらゆる規模の企業が直面する重要な課題として注目されています。多くの企業では、システムの老朽化やDXを推進するためのリソース不足が大きな障壁となっており、これらの課題に対応しない限り、競争力の低下や業務効率の悪化が懸念されています。

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「2025年の崖」対応策への弊害は「社内でシステムに詳しい人がいない」50%以上

jinjer株式会社は、企業の情報システム部門およびDX推進担当者、計360名を対象に「2025年の崖まで残り3ヵ月!企業のクラウド化」に関する調査を実施しました。「2025年の崖」という言葉をしっていますか?と質問したところ、「知らない(55.8%)」、「知ってるが、詳細は理解していない(16.9%)」を合わせると72.7%という結果となりました。

「2025年の崖」に対する対応策を進める際、どのような弊害があるかについて質問したところ、「社内でシステムに詳しい人がいない(52.7%)」が最多意見でした。次いで「予算が不足している」、「社内の課題認識が不足している」が41.8%(同率)となりました。

人事労務業務のDX推進に対する優先度については、「わからない(32.2%)」、「どちらとも言えない(29.7%)」という回答が多く見られ、企業が優先順位の判断に迷っている状況が伺えます。

人事労務領域におけるDX推進の優先順位を高く設定している企業を対象に、その理由を質問したところ、1位は「業務効率化のため(63.8%)」、2位は「社員のエンゲージメント向上のため(50.7%)」でした。その他の意見としては「人的資本経営を実現するため(29%)」や、「適切な人事配置を実現するため(29%)」といった回答もありました。

「2025年の崖」を目前に、多くの企業に対してDXの実現が求められる中、本調査では70%以上の企業がこの危機を十分に理解していないという結果が出ました。

DXの停滞の背景にはシステムの老朽化や技術者不足といった課題があり、今後企業が持続可能な成長を実現するためには、これらの課題に迅速かつ的確に対応することが必要不可欠です。

調査概要

調査概要:「2025年の崖まで残り3ヵ月!企業のクラウド化」の実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年9月5日~同年9月7日
調査対象:企業の情報システム部門およびDX推進担当者、計360名

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000300.000089626.html

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