連載:第5回 IT・インターネット
SaaS導入、最大の課題は「機能を使いこなせていない」こと。サービス人気はマイクロソフトに集中
グループウェア、オンラインストレージ、Web会議/テレワーク補助、ビジネスチャット/SNS、各種管理サービスなど、企業活動においてSaaS利用は欠かせなくなっています。HENNGE株式会社は、企業のSaaS利用に関する調査を実施。1社あたり平均7つのSaaSを利用していることなどが判明しました。
平均7種のSaaSを企業は利用
この調査によると、企業が導入しているSaaS数は、2種~17種とかなりの差がありましたが、最頻値は4種。平均して7種のSaaSが利用されていました。10種以上のSaaSを利用している企業は、全体の24%にあたります。
実際に導入しているSaaSは「グループウェア」が最多、マイクロソフトに人気が集中
導入している/導入を検討しているSaaSの分野
現時点で導入しているSaaSの分野は「グループウェア」が79%で最多。以下「オンラインストレージ」「Web会議」が、50~60%前後で続きます。今後導入したいSaaSでは「Web会議」「ビジネスチャット」が上位になっています。なかでも「AI・IoT」「予算管理」は、現在の導入状況を、将来の導入意向が上回っており、注目のジャンルと言えるでしょう。
導入している/導入を検討しているSaaS
具体的な導入済みサービスを見ると、トップはマイクロソフトの「Office 365」。2位以下も「OneDrive」「Microsoft Teams/Skype」が続き、導入意向でも、GoogleやSalesforceの同種サービスを大きく上回っています。SaaSにおけるマイクロソフトの強さが浮き彫りとなった形です。一方、「Box」「Slack」「LINE WORKS」「Zoom」にもかなりの注目が集まっています。
導入後の課題は、「機能を使いこなせていない」こと
SaaS導入後の課題
最後に「SaaS導入後の課題があればお知らせください」と質問すると、「管理するSaaSの種類が多い」「費用対効果が出ていない」を大きく上回り、「機能を使いこなせていない」が62%に達しました。
調査方法
調査概要:企業のSaaS利用に関する調査
調査時期:2019年11月14日
有効回答:72件
調査方法:HENNGE Oneユーザー1,428社のうち、SaaSに関する利用調査表に回答した72社のデータを集計。
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000007098.html
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