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連載:第1回 BizHint大調査 読者の生の声

「働き方改革」各社の取り組みやその効果は?/BizHint大調査(2019年6月実施)

BizHint 編集部 2019年7月25日(木)掲載
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2019年4月の「働き方改革関連法」施行により、各社で取り組みが進む『働き方改革』。その実態はどうなのか?効果は表れているのか?BizHint会員を対象にアンケートを実施いたしました。 取り組みの中身や効果のほどは各社各様ですが、目立ったのが『自由回答欄』への真摯なご意見。ぜひ、回答データをダウンロードいただき、貴社での施策にお役立てください。

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【無料ダウンロード】
BizHint大調査『働き方改革への取り組み』(2019年6月実施)アンケート回答データ

『働き方改革に取り組んでいる』は7割以上。取り組みたいが取り組めていない企業も。

働き方改革について、7割以上が『取り組んでいる』と回答しています。一方、「取り組みたいが取り組めていない」理由としては『推進できる人材がいない』『時間がない』『施策の比較や実施判断ができない』などが上がっています。

働き方改革のテーマは『残業時間の削減』『休暇取得の奨励』が約8割

約8割の企業で『残業時間の削減』『休暇取得の奨励』など、労働時間に関するテーマが挙がっています。また、それに関連する『従業員満足度』『従業員の健康』といったテーマにも関心が寄せられています。『同一労働同一賃金』への関心はあまり高くないようです。

「勤務時間」「作業効率化」「コミュニケーション」への対策が半数以上

働き方改革において「実施した」「実施している」施策において、半数以上の企業が『勤務時間・形態の変更』『事務作業の効率化』『コミュニケーションツールの導入』に取り組んでいると回答しています。これらの施策は「実施を検討している」まで含めると、8割を超えました。

働き方改革の効果。「やや出ている」が約半数。実感はまだこれから。

「全体的な効果」についての質問。何をもって「効果」とするかは各社様々ですが、13%が『効果が出ている』と回答している一方、半数以上が『やや効果が出ている』と回答しています。本格的な効果の実感にはまだもう少し……という企業が多いようです。『あまり効果が出ていない』『効果が出ていない』との回答も、合わせると27%ほどになります。

働き方改革の推進に必要なもの。上位3つは同じも、経営層と非経営層で順位に差が出る。

上位3つは、『経営層のリーダーシップ』『管理職の理解・マネジメント向上』『従業員の意識改革・スキル向上』という、人的要素が占めました。ただ、経営層とそれ以外で、若干傾向に違いが見られます。経営層が最も必要だと感じるのは「従業員の意識改革・スキル向上」、経営層以外では「管理職の理解・マネジメント向上」となっています。

各社の「働き方改革への取り組み」。自由回答から

※「各社の取り組み」全188回答より抜粋。
 全回答をアンケート回答データにて紹介しております。ぜひご覧ください。

・家族の慰労のため1ヶ月ハワイに行きたい!でも1ヶ月休むのは収入的に不安、、、という件をリモート&時短勤務で解決しました!

・テレワーク、フレックスの導入がかなり進み、男性社員が育休取得後、そのままテレワークによる自宅勤務を1年近く取得しているケースがある。

・時間休制度は、通院やちょっとした外出などの時に利用でき、非常に便利です。

・健康優良企業の認証取得しました。

・①スタッフの残業を削減するために人員を増やした。 ②残業代が生活の一部になっている人もいて、収入減に伴い、副業(アルバイト等)をしたいという意見が出ている。

・社員の考え方が、次第に外向きになっているとは感じる。会社固有の慣習や行動が、社会に対して合理的なものか考え直す雰囲気はできつつある。

・私は営業職でまだ改善の余地はありますが、製造部ではひじょうに大変な課題です。おそらく大規模な設備投資をして自動化しないと不可能だと思います。

・建設業ですが、残業がなかなか減りません。休暇取得については、全社で取り組み、管理職の意識が向上し、少し良くなっています。テレワークにつきましては、試行を始めました。評価はこれからです。

・人材不足の中での効率化なので、ITやAI の検討・導入を積極的に実施する必要有り。経営の一貫した方針と長期的で総合的な費用対効果判断がないと途中で頓挫してしまう。

・PCのログイン時間を厳しく管理するようになり息苦しくなっている気がする

・「労働時間の客観的な把握」のために導入した出退勤システムの操作がなかなか複雑で奥深く、社員もなかなか慣れず、打刻漏れ・申請入力ミスなどをチェック・修正するための時間が恐ろしく掛かっている。

・同一賃金同一労働の原則で人事賃金制度を設計しなおしたが、退職金制度を成果主義と整合させる点に非常に苦労しています。

働き方改革へ一言!自由回答から

※「働き方改革へ一言」全388回答より抜粋。
 全ての回答をアンケート回答データにて紹介しております。ぜひご覧ください。

・政府からの発信であることから、施策が実行し易くなった。

・目一杯働きたいひとのことも考えてほしいかな。

・本当に日本の生産性が先進国で底辺なのか信じがたい

・働き方改革は、「生き方改革」と腹を括って臨まないと、法律に振り回されるだけ。人間の本能的な「変身願望」を上手く利用して、面白く改革出来ると楽しいだろうなと思います。

・建設業である業種の特性から、仕事の納期と従業員の福祉のバランスを調整することの難しさがある。「働き方改革」への理解はするものであるが、目前の課題を認識するにつけ改革は道半ばと感じている。

・働き方改革という呼び名に違和感を覚える。

・世間体を保つためだけならしないほうが良い。社員満足度を第一にしてもらいたい。

・再雇用者に同一労働・同一賃金を当てはめるのが難しい

・私ども医師につきましては、非常に困難な課題ですが、やり遂げなければならない。高度医療、高額薬剤が話題になっていますが、ACPの普及・啓発等を通じて国民の意識変容が必要と思っています。

・単に勤務時間を減らす、有給をとらせる、といった表面的な施策だけでは何も解決しない。社会全体がサービス過剰な現状から脱却する意識を持てないといけないと感じる。

・業種によるのでサービス関連は何も変わらない。だれが得する?中小零細企業は立ち行かなくなる。仕事があるときは精一杯残業。無い時に休む。毎月きちんと同様の仕事は不可能

・テレワークの理解と KPI による管理等を世の中に認知できれば、仕事の効率化と遠隔地労働が促進されると思う

・金融業界は福利厚生も整いホワイトだと言われてきただけに、先進的な働き方改革は実現できていない。経営層の若年化がなければ、なかなか進まないと思う。

・時代の流れであると思うが、中小企業においては、経営層の理解が浅く現場との温度差があると感じる

その他、アンケート回答データで見られる内容

・回答者の役職、年齢、業種、従業員規模
・働き方改革で「今後進めたい」「検討したい」施策
・働き方改革を「進めたいが進められない」その理由
・「働き方改革は必要ない」「進めていたが止まってしまった」その理由
など

[ 【無料ダウンロード】
BizHint大調査『働き方改革への取り組み』(2019年6月実施)アンケート回答データ

■調査概要
・調査主体 : BizHint
・調査期間 : 2019年6月4日(火)~2019年6月10日(月)
・調査方法 : インターネットリサーチ
・調査対象 : BizHint会員
・有効回答 : 829
 ※各数値は四捨五入して表記しています。

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