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連載:第67回 リーダーが紡ぐ組織力

「自分ひとりの力では限界」と目が覚めた。リーダーが確信した、成長組織に欠かせない2つの原則

BizHint 編集部 2026年1月9日(金)掲載
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「自分ひとりの力では限界がある」——自己破産を勧められるほどの経営危機から抜け出し、さらに企業を成長させることを考えた際、組織運営の重要性に気づいたのは、株式会社エバー代表取締役の渡邊伸一さんです。渡邊さんは、1年かけて10社以上もの企業への視察を行い、「良い会社」の共通点を見出します。それは正に、組織づくりに欠かせない原理原則でした。同社はこの原則をもとに組織改革を実施。結果、コロナ禍で売上が一時は半減したものの、社員全員が一丸となり、売上は3倍、利益は10倍という大きな成長を遂げました。危機の中でも社員一人ひとりが主体的に動ける組織づくりの秘訣とは?詳しく伺います。

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1年で10社以上を視察して気づいた「良い会社」に共通する2つの原則

――貴社は創業から様々な危機を乗り越えてこられたとお聞きしています。現在の強い組織の土台が築かれたきっかけについて教えていただけますか。

渡邊 伸一さん(以下、渡邊): 当社は「金の糸美容術」という美容医療を日本に広めるため、2003年に設立した会社です。2004年12月にクリニックを開業し、提携先のエステサロンにお客様をご紹介いただく形で、順調に成長を続けていました。しかし、金の糸美容術というのは一生に一度の施術であることから、お客様が徐々に減少していく構造的な問題を抱えていたんです。気がつけば、顧問弁護士から自己破産を勧められるほどの経営危機に陥っていました。

危機を乗り越えるため、私一人で全国を駆けずり回り、お客様を紹介していただける提携先のエステサロンを開拓。それまで培ってきた実績もあり、提携先はどんどん増えていき、何とか持ち直すことができました。

一方で、「自分ひとりの力ではここが限界かもしれない…」と身にしみて感じるように。これからもっと会社を大きくしていくためには「組織運営」にシフトしていかないといけないと思いました。それが、2015年のことです。

そこから組織運営を学ぶため、1年かけて「良い会社」とされる全国の会社に見学に行きました。1年で15社です。業種も規模も様々ですが、いずれも高い業績を上げている会社ばかり。最初は各社の制度や仕組みに注目していたのですが、視察を重ねるうちに、 もっと本質的な共通点があることに気づいた んです。それこそが、組織づくりに欠かせない2つの原則であり、企業繁栄の絶対条件だと確信しました。

――それは何だったのでしょうか?

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