連載:第93回 総合
企業のDX推進、制度や取り組みが形骸化している? 推進担当者に危機感
BizHint 編集部
2026年3月2日(月)掲載
企業DXが経営層により推進される一方で、従業員側の活用が追いつかず形骸化しているという指摘が近年みられるようになりました。DXについて従業員が個別に関与できる局面は少なく、“当事者意識”がなかなか育まれないことが課題の1つとなっているようです。DX推進部門の最終責任者はこれに対してどう対処すべきでしょう?
DXの当事者意識を醸成には「メリットの提示」を
devでは企業のDX推進部門の最終責任者350人を対象に「企業のDX推進における現場の意識に関する調査」を実施。まず「自社のDX推進の進捗状況」を聞くと、「全社展開・拡大段階」26.9%、「一部導入・PoC段階」25.7%がほぼ並び、「検討・準備段階」17.7%がそれに続きます。

「自社のDX推進を阻む課題は何か」では、「DX専門人材の不足」33.4%が最多で、「DX戦略・ビジョンの不明確さ」29.7%、「従業員のデジタルスキル不足」29.1%が続くなど多岐にわたります。

次に「自社のDX推進に関する制度や取り組みは、形骸化していると感じるか」を聞くと、「形骸化していると感じる」24.9%、「やや形骸化していると感じる」41.7%で、あわせて6割超が形骸化を感じていました。

あわせて「自社のDX推進について、従業員は“自分ごと”として捉えていると感じるか」を聞くと、「ある程度そう感じる」50.0%が半数を占める一方、「あまりそう感じない」23.1%、「まったくそう感じない」8.0%も存在し、3分の1が否定的です。
その理由については「従業員にとってのDXのメリットの提示不足」「従業員がDX推進に関わる機会の不足」28.4%が同率トップ、3位も同率で「DXの重要性や必要性への理解不足」「DXによる効果の実感のしにくさ」26.6%が並びました。“DXのメリットの提示不足”と“関わる機会の不足”に二分できそうです。

最後に「自社のDX推進について、従業員の当事者意識を醸成するために実施している施策」を聞くと、「従業員にとってのDXのメリットの提示」37.8%、「DX推進への参画機会の創出」32.0%、「DXのビジョン・目的の共有」「DX推進を後押しする組織文化・環境整備」各31.5%が上位でした。
調査方法
調査期間:2026年1月14日~19日 調査方法:インターネット調査(モニター提供元:RCリサーチデータ) 調査対象:企業のDX推進部門の最終責任者(20代~50代の男女) 調査人数:350人
プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000161573.html
この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})
{{selectedUser.name}}
{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}
{{selectedUser.comment}}
{{selectedUser.introduction}}
バックナンバー (93)
総合
- 第93回 企業のDX推進、制度や取り組みが形骸化している? 推進担当者に危機感
- 第92回 IT人材におけるAIエージェント利用、全体平均は3割ながら20代はほぼ5割に到達
- 第91回 従業員の退職で人手不足になり倒産、2025年は大幅増の124件で過去最多に
- 第90回 「報連相」にも時代の波と世代の格差? 若手が感じるコミュニケーションの課題
- 第89回 2025年の倒産がここ10年間で最多、価格転嫁しにくい中小企業が物価高に直面