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連載:第63回 IT・SaaSとの付き合い方

アメーバ経営を目指した会計ソフト選び。AI画像認識の進化で劇的に効率化された業務とは?

BizHint 編集部 2025年8月28日(木)掲載
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デイサービスをはじめ10ヵ所の福祉・介護施設を札幌で展開するHTC株式会社。同社は各事業所の管理者それぞれが独立採算で経営の意思決定を行うアメーバ経営を志向し、会計システム「FX4クラウド」を導入しました。売上はもちろん、コストや生産性が数字で見えることにより管理者や現場のスタッフにどんな変化が起きたのか?また、FX4クラウドの導入・活用が進むにつれ、紙✕手作業だった経理・会計処理はどう効率化されていったのか?その経緯を伺いました。

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(お話を伺った方)
HTC株式会社(札幌市・福祉/介護サービス・従業員数110名)
代表取締役 臼井 宏太郎 さん
事務長 荒井 昌史 さん


※本記事は取材時点(2025年5月)の情報に基づいて制作しております。各種情報は取材時点のものであること、あらかじめご了承ください。

将来のアメーバ経営を見据えた会計システム選び

――貴社は会計システムを変更するにあたり、アメーバ経営への志向が背景にあったとのこと。

臼井宏太郎さん(以下、臼井): はい。当社は札幌を中心にデイサービス「我が家」を運営していますが、2009年の会社設立から一貫して「我が家に関わる全ての人を幸せにする」という経営理念のもと、理念経営を志向してきました。

その中で大切にしてきたのが「理念実現のためには『顧客満足』と『利益』の両方が必要」という考え方。そしてその「利益」を適正に確保するために、会社としてアメーバ経営(小さな独立採算制のグループで組織運営を進める経営手法)を目指したいという思いを抱き続けていました。

とはいえ創業からしばらく、事業規模が小さかったころは会計まわりの業務を全て私一人でやっていて、部門責任者やスタッフがそれぞれの業務の細かいコストまで 把握するのは難しい状況でした。

日々、社内に向けて「売上だけでなく、利益やコストも大事ですよ」と伝えてはいたのですが、売上にはある程度現場も意識が向くものの、 利益やコストについては、それを意識してもらえる情報共有ができていなかったのが実情でした。

そんな中、事業が成長して組織が拡大してきたことから、税理士と会計システムの変更に迫られ、それを機に将来的にアメーバ経営を実現しやすい会計システムを選ぶことにしました。

事業成長と税理士変更が、会計システム変更の転機

――税理士や会計システムの変更はどのように進められたのでしょうか?

臼井: もともとはオンプレミスの弥生会計を使っていました。全て自分で入力して、データをUSBに入れて税理士にお渡しするといった形でした。今思えば、この運用は本当に大変でしたね…。

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