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連載:第5回 経営・SaaSイベントレポート2025

給与を上げても社員は辞める。部下の離職を防ぐ上司、3つの役割

BizHint 編集部 2025年12月8日(月)掲載
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今、多くの企業で「社員の離職」が深刻な経営課題として浮上しています。採用・育成コストの負担はもちろん、固有の知識・ノウハウの喪失、既存メンバーの業務負荷増大、士気の低下など、その影響は多方面に及びます。対策として「給与を上げる」を実施する企業もありますが、それで離職が止まるかといえば…残念ながら多くはそうはなりません。本記事では、これまで4,000社以上の人事制度改革を支援してきた株式会社あしたのチーム・赤羽博行社長に、「人が辞める背景にある構造」と、定着を実現する上で重要な鍵となる「上司の役割」について伺いました。

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どうすれば社員の離職は防げるのか

私はこれまでの経験から、 「ほぼ全ての離職は防げる」 と考えています。もちろん、海外移住、全く違う業種へのチャレンジ、起業、体調不良といったやむを得ないケースもあります。しかし、それ以外の離職の大部分は、防ぐことが可能です。

「離職を防ぐには給与を上げればいい」——そう考える経営者も多いでしょう。しかし、残念ながら給与を上げるだけでは離職は防げません。

正確に言えば、短期的・単発の施策としては有効かもしれません。しかし企業経営において、社員全員の給与を継続的かつ無制限に増やし続けることは、現実的に不可能です。それでは長続きしませんし、根本的な解決にはなりません。 「給与を上げる」は、逃げの対策とも言える でしょう。

では、どうやって離職を防ぐのか。転職理由や退職に関する多くの調査結果において、「給与」関連は 離職理由の常連です。一方で、転職を考え始めたきっかけを詳しく分析すると、「3つの不満」が大きく関与していることが明らかになりました。

  • 仕事内容に関する不満
  • 人間関係に関する不満
  • 給与条件に関する不満

これらを総合的に解決するために重要なのが、「上司」です。「人が辞めない組織」を作り上げる上司は、以下の3つの役割を漏らさず果たしています。

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