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連載:第5回 なるほど!読んだ気になる 書籍要約

【要約掲載】ヤフーの1 on 1 部下を成長させるコミュニケーションの技法 (本間浩輔著)

BizHint 編集部 2017年7月5日(水)掲載
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BizHint HRでは「本の要約サイト flier(フライヤー)」の協力のもと、人事領域で注目の新刊書をピックアップし、要約を掲載しています。今回取り上げるのは人材育成に携わる人たちの注目の的となっているヤフーの取り組みについて、推進役である本間浩輔氏が紹介する「ヤフーの1 on 1 」です。

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要約者レビュー

人材育成に携わる人たちの注目の的となっているヤフーの「1 on 1ミーティング(以下、1 on 1)」。毎週1回、原則30分間、上司が部下と対話するという制度であり、2012年の社長交代による新体制発足と同時に始まったものだ。この1 on 1がヤフーの活性化に大きく寄与しているのはなぜなのか。そして、ヤフー以外の会社でも1 on 1をうまく導入し、その効果を最大限享受するために、人事担当者や上司にあたる管理職は何を意識すればいいのか。

本書では、こうした秘訣が体系的に解説されており、1 on 1のNG例と成功例が描かれた漫画から、対話の勘所を押さえられるようになっている。また、実際のやりとりのスクリプトや、部下の内省を効果的に促すコツが惜しみなく紹介されているのもありがたい。

ヤフーがめざすのは、社員の才能と情熱を解き放つことで経営計画を達成し、人財開発企業になること。この目標を達成するために、部下の経験を血肉にし、成長につなげるためのコミュニケーションがいかに有用なのか、ヤフーの人事責任者でもある著者の言葉を追えば、ストンと腑に落ちることだろう。

もちろんヤフーでも何の問題もなく1 on 1が浸透していったわけではない。その効果を実感してもらい、支持者を増やすための試行錯誤も本書に克明に描かれており、それも読みどころの一つとなっている。人材の本領を発揮させ、組織を活性化させる仕組みを取り入れたいと願う人事担当者、管理職にとって、本書が学びの宝庫であることは間違いない。(松尾 美里)

本書の要点

  • 1 on 1の目的は、社員の経験学習を促進し、社員の才能と情熱を解き放つことである。
  • 1 on 1は上司と部下のコミュニケーションをとるきっかけになっている。
  • 1 on 1の効果を高めるには、アクティブリスニングとレコグニションで上司と部下との信頼関係を築き、コーチング、ティーチング、フィードバックを使い分けるとよい。
  • ヤフーでは、上司が1 on 1の技術を磨けるよう、1 on 1チェックやシャドーコーチング、社内コーチの養成などの工夫がなされている。

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