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連載:第5回 【海外人事ニュース】

【海外人事ニュース】グローバル人材競争力、日本は何位?/やりがいのある仕事は燃え尽きやすい?/ドイツ政府 ダイバーシティ関連新法案

BizHint 編集部 2017年1月30日(月)掲載
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BizHintHRでは海外で発表された人事関連ニュースの配信を行っております。

今週の海外人事ニュースをお届けします。

新事実、やりがいのある仕事は燃え尽き症候群を引き起こす!?

やりがいは、やる気を向上させる?

これまで、やりがいのある仕事は、社員に充実感とやる気をもたらし、企業の生産性と業績向上が大きく期待できるため、ポジティブな効果を与えるとされてきた。

そのため、多くの企業が、職務再設計やリーダーシップ育成、人事管理(HRM)のような制度を活用し、いかに社員「やりがい」をもたらすかに精力を注いでいる傾向にある。

しかし、「やりがい」をもたらそうとするあまり、従事する仕事の適性を適切に見極めることがうまくできていないと、社員は、やりがいを感じるどころか、燃え尽きてしまい、離職する可能性が高くなると、最新の研究が示した。

仕事の適性を見極めることが重要

サセックス大学教授のベイリー氏によると、仕事に「やりがい」を感じず、燃え尽きる社員は、次のような2タイプいるという。

指示されたこと以外の仕事はしないタイプ、社員自身の価値観を企業の価値観に置き換えてしまうタイプだ。

燃え尽き症候群が慢性化しないためにも、企業の人事部門が、報奨制度や社員の適性を見極める適切な体制の整備が不可欠だ。

最も重要なことは、企業の経営側と社員との、仕事に対する認識のズレを埋めることである。

特に部下を持つ管理職の社員は、部下の適正を見極めるための適切なトレーニングを受け、適正判断スキルを磨くことが必要だ。

燃え尽き症候群に陥る前に、社員の適正を判断することが、企業の経営戦略において重要な要素の1つになる、とベイリー氏は強調している。

参考

HC Online

ドイツ政府、男女賃金格差是正に向け、新法案を承認

同等職位にある男女の賃金水準公開義務付ける

マヌエラ・シュヴェーズィヒ(Manuela Schwesig)女性問題担当大臣は、「金銭について話さないというタブーを打ち破らなければならない」とし、この新法案は「真のブレークスルー」であると述べた。

ドイツにおける男女賃金格差の現状

2015年の政府データによると、ドイツの女性の賃金は、男性より21.6%少なくなっており、この数字はEU平均の16.5%よりも大きい。

ただし、数字が大きくなった原因の一つとして、ドイツの女性が、低賃金の仕事や業種、あるいはパートタイムで働くケースが多いことが挙げられており、同等の資格で同等の仕事をしている男女を比較した場合、この差は7%になると推定されている。

新法律が定めるのは?

この法案は、議会で議決されなければならないが、成立した場合、200人以上の従業員を持つ企業では、従業員は同等職位の男女それぞれの賃金について知る権利を得ることになる。

また、従業員500人以上の企業は、給与体系に関する最新情報を定期的に公表し、同一賃金に関する規則を遵守していることを示すことが義務付けられる。

参考

Germany considers requiring salary transparency to address the gender wage gap.

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