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連載:第8回 経営・SaaSイベントレポート2021

リーダーは後ろ向きな発言をしない。専業主婦から社長へ。コロナ禍に黒字転換の秘訣

BizHint 編集部 2021年12月2日(木)掲載
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日本最古のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」。最盛期は全国に約400の店舗があったそうですが、今ではわずか27店舗。「絶滅危惧種」と呼ばれるまでに…。しかし、2018年に藤﨑忍さんが社長に就任してから、順調に売上を伸ばし、2021年3月の決算では、コロナ禍であるにも関わらず、黒字化を達成しました。39歳まで専業主婦だったという異例のキャリアを持つ藤﨑社長にブランド価値を創造するマーケティング戦略と、自身のリーダーシップについて語っていただきました。

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株式会社ドムドムフードサービス
代表取締役社長 藤﨑 忍さん

東京都墨田区生まれ。青山学院短期大学卒業後に区議会議員の男性と結婚。主婦として子育てなどに奔走していたが、39歳で商業施設「渋谷109」のブティック店長に。5年間働いた後、2011年から東京・新橋に居酒屋を開店し、翌年には2軒目を出店。17年にドムドムハンバーガーの新商品開発担当として転職。18年4月にドムドムフードサービス社長に就任。


決算内容に驚愕…。強い危機感から経営への参画を熱望。入社わずか9か月で代表取締役へ

私は2018年にドムドムバーガーの社長に就任しているのですが、 実は39歳まで専業主婦、仕事の経験は一切ありませんでした。

21歳で結婚し、23歳で母になった私は、39歳の時、夫の病気を期に、友人の紹介で若者のファッションの聖地「渋谷109」の店員として働くことになりました。若い子たちに囲まれて働くのは大変刺激的であり、自分の価値観が大きく変わりました。この時の経験や学びがなければ、今はなかったかもしれません。

しかし経営者との方針の違いから109のショップを退職。専業主婦で磨いた料理の腕を武器に居酒屋でアルバイトをはじめ、その半年後には自分のお店を持つことになりました。見よう見まねで事業計画書を作って融資を受け、 ここではじめて経営者としてのスタートラインに立ちました。 2011年のことです。

私がドムドムハンバーガーと出会ったのは、経営していた居酒屋が軌道に乗ってきた2017年。ドムドムハンバーガーがレンブラントホールディングスに事業譲渡され、同社の子会社として、株式会社ドムドムフードサービスが設立された年です。

このレンブラントホールディングスの専務の方がたまたま私のお店のお客様で、 「ドムドムの商品開発を手伝ってくれないか」 と声をかけてくださったことがきっかけです。迷ったものの、このような機会をいただけたことに感謝し、顧問契約を結んで商品開発のお手伝いをすることになりました。このとき企画したハンバーガーが、今でも人気メニューのひとつである「手作り厚焼きたまごバーガー」です。


手作りのふわふわ熱々の玉子焼きをサンドした「手作り厚焼きたまごバーガー」

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