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連載:第2回 外食店長出身の採用担当が、どんな会社でも結果を出す「再現性」あるエンジニア採用を実現するまで【グッドパッチ小山清和さん】

「採用にもUIとUXが必要」グッドパッチコミュニティプランナー・小山清和さんが語る、採用設計での心がけ

BizHint 編集部 2017年5月11日(木)掲載
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エンジニア・デザイナーの需要は高まり続けています。専門性が高い職種のため共通言語も少なく、経歴から能力を推し量りづらいはず。採用戦略も思い通りにはいかず、頭を抱える人事の方も少なくないのではないでしょうか。 エンジニアやデザイナーといった専門職の採用を行うには、その職務の経験があるに越したことはないでしょう。しかし、専門職出身の人事はそう多くありません。その中で、UIデザインに特化したデザイン会社、グッドパッチでコミュニティプランナーを担当されている小山清和さんは「プログラミングやデザイン経験がなくても、会社に合った人材は採用できる」と言います。 外食業界や小売業などさまざまな業種を経た小山さんは現在35歳で7社目。後編では人材と会社のミスマッチを防ぐコツや、小山さんがグッドパッチでの採用で心がけていることにフォーカスしていきます。

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採用にもUIとUXが必要

グッドパッチはUI/UXを強みとしているデザインカンパニーです。実は私自身、採用もUI/UX設計と似ている部分があると感じています。

採用におけるUXは「評価・研修・業務内容・入社後に提供出来ること、期待していること」などが該当し、UIはそのUXに基づいた選考手法や施策などが該当するかと思います。それを踏まえると会社によってUX設計の内容が異なるはずなので、他社の真似をして採用しても失敗するのは、本来は一直線上にあるUXとUIが連動していないことが原因だと思います。

採用におけるユーザー体験をよりよくするためには、採用のミスマッチを出来る限りなくすことが必要です。それには候補者と話し合って、価値観のすり合わせを慎重に行わなければなりません。候補者の「私はこうなりたい」という志向や、企業側が提供できることを確実に伝えて、認識のズレをなくす。もし、提供できないものがある場合は「できない」とはっきり伝えるべきです。ズレが少なければ、お互いハッピーになる確率が上がるでしょう。

人事ではなく「ヒトゴト」になっていないか

残念なことに他社の方から採用の相談を頂く際に、人に興味がなかったり、他人行儀な、「ヒトゴト」な人事の方も少なからず存在するのを聞きます。人事自身が社員や組織に興味を持てなければ、「フォローしてもらえない」と感じる社員も出てくるでしょう。人事が人に対して興味を持たなければ、自社の成長を支える人事としては問題外ですし、よほどのことがない限りその会社で採用がうまくいくことはないかと思います。

採用したら「これでおしまい」というスタンスにもなりがちですが、入社後が最も重要で、採用した人が入社した後も、「どうすれば満足して働いてもらえるか?」を考えて社員をサポートしていかなければなりません。教育はもちろんのこと、入社後の成果をしっかり評価し、必要に応じて昇給も考えないといけません。人事は人に興味を持ち、人材育成や組織文化づくりにも積極的に関わるべきだと思います。

ですから、入社後のサポートをしっかり行うためには、腹を割って話し合うことが大切です。 社員のモチベーションは事業や私生活のフェーズによって変わっていきます。「今は積極的にこの事業に関わりたい」というときもあれば「子どもが生まれたから少し時間短縮で働きたい」ということもあるでしょう。全てに応えるのは難しい部分はありますが、意識をするかしないかでも大きな差になるはずです。

私は人事として、人は環境次第で変われると信じているので、性善説に立って今の仕事をしています。自分自身が過去、そうだったことも大きく影響しているでしょう。

当社代表の土屋も採用や人に対してかなりコミットしています。私も数多くの会社で経験を積んできましたが、ここまでコミットしている社長は正直初めてでしたね。

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