店舗経営者の85.1%が、効率的な店舗運営には「店舗情報管理のクラウドサービスが必須」と回答

BizHint 編集部 2021年11月25日(木)掲載

株式会社カンリー（所在地：東京都渋谷区、代表取締役：辰巳衛,秋山祐太朗）は、自社にクラウドシステムを導入した経験がある店舗（5店舗以上）の経営者・役員101名に対し「店舗のクラウドサービス導入」に関する調査を実施しました。

店舗経営者の85.1%が「店舗情報管理のクラウドサービス導入が必要」と認識

「効率的な店舗運営を実現するには、クラウドサービスを導入することが必要だと感じますか。」と聞いたところ、「とても感じる」が45.5%、「やや感じる」が39.6%という回答となりました。合わせて85.1％がクラウドサービス導入の必要性を感じていることがわかります。

クラウドサービス導入が必要な理由「店舗情報の一括管理が可能になるから」が72.1%

先ほどの質問で「とても感じる」「やや感じる」と回答した人に対し、複数回答で「効率的な店舗運営のために、クラウドサービス導入が必要な理由について、当てはまるものを教えてください」と聞いたところ、「店舗情報の一括管理が可能になるから」が72.1%、「情報管理にかかる工数が大幅に削減できるから」が69.8%、「全店舗でのデータ分析が可能になるから」が47.7%という回答となりました。

「セキュリティ対策」や「業務の効率化」のために必要との声も

同様に、効率的な店舗運営のためにクラウドサービス導入が必要な理由を自由回答で聞いたところ、「セキュリティ対策」や「オンプレミスだと定期的な更新費用と運営管理費用がかかる」、「顧客情報のスムーズな活用」など65の回答を得ました。

【自由回答・一部抜粋】
・50歳：セキュリティ対策。
・48歳：オンプレミスだと定期的な更新費用と運営管理費用がかかる。
・65歳：顧客情報のスムーズな活用。
・51歳：業務の効率化。
・60歳：BCP(事業継続計画)の観点からも必要。
・56歳：デジタルトランスフォーメーションの導入で経営の効率化が計れる。
・49歳：情報共有・分析。
・51歳：収支管理。
・56歳：ペーパーレス。

34.7%が、クラウドサービス導入後「ツールが定着しなかった経験あり」

「店舗運営のためにクラウドサービスを導入したものの、うまくツールが定着しなかった経験はありますか」と聞いたところ、「ある」が34.7%、「ない」が47.5%という回答となりました。

失敗した理由「自社ニーズに最適なクラウドサービスではなかった」が48.6%

先ほどの質問で「ある」と回答した方に対し、クラウドサービス導入が失敗に終わった原因について、当てはまるものを複数回答で聞いたところ、「自社ニーズに最適なクラウドサービスではなかった」が48.6%、「想定していたほどの費用対効果が得られなかった」が40.0%、「現場がクラウドサービス導入に意欲的でなかった」が37.1%という回答となりました。

「利用担当者の知識不足」や「導入や維持に関する社員の負担」など、運用担当者に関わる言及も

同様に、自由回答で、クラウドサービス導入が失敗に終わった原因を聞いたところ、「利用担当者の知識不足」や「導入や維持に関する社員の負担」、「多種多様なデータの取り扱いをしようとしたため、訳がわからなくなった」など28の回答を得ることができました。

【自由回答・一部抜粋】
・61歳：利用担当者の知識不足。
・36歳：導入や維持に関する社員の負担。
・64歳：多種多様なデータの取り扱いをしようとしたため、訳がわからなくなった。
・50歳：現場の自発的な行動を得られなかった。
・61歳：社員のリテラシーが低く、正確な効果測定が出来なかった。
・56歳：従業員の意識が低く、デジタルトランスフォーメーションを活かす事が出来なかった。