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人材育成

2018年1月11日(木)更新

タレントマネジメントの市場・シェアは?近年の動向を解説

Logo markBizHint 編集部

昨今人事分野で注目されているタレントマネジメント。従業員個人の能力・資質を伸ばすことに重点を置くマネジメント手法ですが、日本や世界での導入状況はどうなっているのでしょうか?本記事ではタレントマネジメントの市場状況について調べました。

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日本のタレントマネジメントの市場規模

1-1.2013年度は国内で50億円程度

矢野経済研究所が行った「タレントマネジメント市場に関する調査 2013」によると、2012年時点での市場規模は 44億6,000万円 です。前年比119.9%と、二桁成長となっています。グローバリゼーションに適応する人財の確保・育成システムとして、タレントマネジメントは注目され一部で導入されている状況です。

■出典URL:https://www.yano.co.jp/press/press.php/001110

1-2.市場は徐々に拡大

グローバルな人財情報を一元管理するために、タレントマネジメントの重要性が増しています。経済のグローバリゼーションが2012年以降も依然として進行していることは、タレントマネジメント導入を後押しする大きな要因です。今後もタレントマネジメント市場は徐々に拡大してくことが予想されます。

アメリカのタレントマネジメントの市場規模

2-1.アメリカでは60億ドル以上

タレントマネジメント発祥の地と言われるアメリカでは、市場規模がすでに60億ドルを突破していると発表されました。1ドル110円と考えると6,600億円以上となり、実に日本の10倍以上の規模に膨らんでいます。さすがはグローバル経済の主役であるアメリカらしいと言えるのではないでしょうか。

2-2.欧州でも注目を集めるタレントマネジメント

ヨーロッパでもタレントマネジメントは注目されています。ボストン・コンサルティングがEPAMと協同で行った調査によると、2013年度の人事部門で最もHOTなトピックはタレントマネジメントでした。同調査の結果によれば、ドイツ・フランス・イギリス・イタリアなど主要な先進国ではタレントマネジメントが注目度No.1でした。1位でない国も3位までにはランクインしています。

2-3.欧米では日本より急スピードで成長

欧米では、グローバルな人財活用のためにタレントマネジメントが急速に広まっています。複数国間で人財が移動し続けているため、人財情報をデータベースとして管理し、適切な配置を行うためにタレントマネジメントが求められているのです。そのため発展のスピードは日本よりも非常に速いと言えます。

タレントマネジメントの導入状況

3-1.国内導入事例はまだ少ない

タレントマネジメントは個人の能力・資質を最大限に活用することが基本ですが、日本の企業にはなじみのない手法のため、導入が進んでいるのは一部の企業に限られています。タレントマネジメントシステムを導入するだけでは意味がなく、人財のデータベースを十分に整備・活用することで人材配置を最適化しなくてはなりません。

3-2.日本企業の体質を変革する必要がある

日本企業は以前から「チームが大切」「和が大切」という考え方が主流で、個人の力を伸ばすことよりも集団の業務遂行能力を向上させることを重視してきました。しかし、個人の能力の向上がチームのパフォーマンスに悪影響を与えるかというと、そうではないはずです。個人を重要視する傾向の強い欧米をはじめ、グローバル人財をうまく活用するためにも、日本企業はこれまでの人財への考え方を変革しなくてはなりません。

まとめ文

  • 日本のタレントマネジメントの2012年の市場規模は約40億円
  • 前年比で二桁パーセントの成長を遂げている
  • 欧米では急速に導入が進んでいる

タレントマネジメントの市場規模は日本でも拡大しているものの、欧米に比べると導入のペースは速くはありません。単なるシステム導入だけではなく、人財に対しての考え方を改める必要もあります。日本古来の「組織」を重視する企業活動だけでなく、「個人の能力」を尊重し、活用することが重要です。

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