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「副業」の目的、収入増より「スキルアップ」「キャリアアップ」「転職準備」など成長志向に焦点

BizHint 編集部 2020年12月8日(火)掲載
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働き方改革とコロナ禍により、勤務スタイルの変化が急激に進んでいます。また在宅勤務にともない通勤時間が削減されたため、この時間を「副業」に当てる、という人も多く見られるようになりました。副業というと「新たな収入減の確保」という面がありますが、近年は会社から認められるケースもあることで、「スキルアップ」「キャリアアップ」「転職準備」などが目標となることも増えています。

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副業に興味のある人は過半数、勤め先の規定が壁に

日経HRと日本経済新聞社の調査(日経ID会員4,279人が対象)によると、「現在、副業をしている」という人は11.1%でしたが、「副業をしたことはないが、現在探している」4.7%、「副業をしたことはないが関心はある」58.9%と、潜在的な需要は決して低くありません。年代別では若い層ほど関心が高い傾向が見られます。

「副業をしようと思った時期」については「2019年以前」65.4%と、かなりの人が従来より副業を意識していました。一方、「2020年4~6月」11.8%、「2020年7月以降」16.0%という人も一定数おり、コロナ禍の影響が垣間見えます。飲食業などでやむにやまれず副業開拓、という人もいるかも知れません。

副業未経験の3,537人に「副業をしていない理由」を聞くと、「勤め先の副業の規定で認められていない」50.1%がほぼ半数。「副業をする・副業を探す時間がないから」25.6%を大きく上回っています。副業への関心の高さと、企業側の体制にはまだまだギャップがありそうです。

副業をする理由、まったく違う職種・業種に挑戦したいという“成長志向”にも焦点

副業に積極的な3,460人に「副業の見つけ方」を聞くと、「今は探していない」50.6%が最多ですが、「友人、同僚からの紹介」16.1%、「仕事関係者からの紹介」10.8%と、個人的な人脈で副業を探している人と、「企業のHP、SNS」13.5%、「副業紹介サイト」12.0%など、ネットを駆使して副業開拓を行っている人とに二分されました。

そして「副業をする理由」を聞くと、「収入確保のため」70.6%が圧倒的多数ながら、「スキルアップや成長のため」35.2%、「仕事の幅を広げるため」35.1%、「キャリアアップのため」31.5%も一定数が存在しました。現在のスキルや人脈を活かして収入を増やす、という方向ではなく、まったく違う職種・業種に挑戦したいという“成長志向の副業”が支持を集めているようです。


なお、副業経験者742人に、一週間あたりの副業時間を聞くと、もっとも多かったのは「週5時間未満」38.5%、副業からの月平均収入は「1万円~3万円未満」19.9%でした。本業とのバランスもあるので妥当な数値と考えられますが、将来的には徐々に増加していくでしょう。

調査方法

調査期間:2020年10月26日~30日
調査方法:メールにて依頼
調査対象:全国20~59歳の日経ID会員(会社員)
調査人数:4,279人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000034988.htmlhttps://www.nikkeihr.co.jp/news/2020/1201381.html

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