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GoToキャンペーンの効果はやはり限定的? GoToトラベルによりお客様「増えた」35.6%、GoToイートで「増えた」はわずか13.3%

BizHint 編集部 2020年12月1日(火)掲載
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新型コロナ拡大の第三波を受け、政府のGoToキャンペーンが迷走しています。感染拡大との因果関係は不明ですが、本来は収束時の振興施策だったはずのキャンペーンが、前倒しに実施されたことで感染拡大に影響を与えたという指摘も見られます。中小企業の経営者は、こうした現状をどのように捉えているでしょうか?

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コロナ禍の悪影響を感じたのは4月、具体的に減ったのは「会社の売り上げ」

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エヌエヌ生命保険が中小企業経営者(従業員300人以下の規模の会社経営者、または従業員のいる自営業者)を対象に行った調査によると、「新型コロナウイルス感染症の影響で自身の会社の経営状況に変化があったか」という設問に、60.4%が「悪くなった」と回答しています。都道府県別では「山形県」がもっとも高く75.0%、2位に「香川県」73.1%が続きます。

「悪くなった」と感じた経営者に、「新型コロナウイルス感染症の経営環境への変化を感じた時期」を聞くと、「4月」30.3%、「3月」29.1%、「5月」13.4%となり、多くの経営者が緊急事態宣言前後を、1つの潮目と感じていました。また、この時期に具体的に減っていたのは、「会社の売り上げ」97.0%、「製品や商品の売上・受注」87.5%でした。

GoToイートの影響力、中小企業の7割以上が「変わらない」と受け止め

旅行関連業の中小企業経営者59名を対象に、「GoToトラベルによりお客様が増えたか」を聞くと、「増えた」は35.6%。一方、飲食店の中小企業経営者480名を対象に、「GoToイートによりお客様が増えたか」を聞くと、「変わらない」73.5%で、「増えた」は13.3%にとどまりました。

なお「今後お客様を増やすために必要な要素」では、「団体客の増加」44.0%、「他都道府県からの客の増加」30.0%、「テイクアウトの販促」27.5%などが上位でした。

こうした中小企業の苦境の原因は、デジタル化の遅れにあるのかもしれません。しかし、中小企業経営者7,220名に、「自社のデジタル化の推進」について聞くと、「導入する考えはない」49.3%が多数派で、デジタル化に取り組んでいる中小企業は少数派であることがわかります。

なお、デジタル化を推進しない理由では、「推進する必要性を感じていないため」50.9%がトップ。推進したい理由では、「生産性向上のため」47.4%がトップでした。

最後に「今、経営者として改めて守りたい“大切なもの”」を全体に聞くと、「社員の生活」56.6%が最多で、以下「家族の生活」55.8%、「会社の事業」42.7%が続きました。

調査方法

調査期間:2020年11月6日~10日
調査対象:中小企業経営者(従業員300人以下の規模の会社経営者、または従業員のいる自営業者)
調査人数:7,220名

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000025186.html https://www.nnlife.co.jp/library/pdf/company/news/2020/201126_surveyoncapitalneeds_pt5.pdf

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