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連載:第2回 効果的な社内コミュニケーション

リアルでもテレワーク下でも信頼を得られる上司とは? 必要なのは「共通認識」と「心理的安全性」

BizHint 編集部 2020年10月26日(月)掲載
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Slackのデータと業績の相関に関する共同研究から見えてきたポイントを追う企画。今回は研究結果からチームに大きな影響を与えることが見えてきた「共有認知」と「心理的安全性」についてです。話は、この2つに共通する「信頼」を どう醸成するのかという点にまで及びました。お話いただいたのは、早稲田大・村瀬俊朗准教授、Laboratik株式会社 三浦豊史さん、レバレジーズメディカルケア株式会社 溝口幸治郎さんです。

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三浦豊史さん
Laboratik Inc 代表取締役

2004年にニューヨーク市立大学卒業後、現地のクリエイティブエージェンシーR/GA New Yorkでデザイナーとして勤務。2007年に帰国後は、GoogleにてインダストリーマネージャーとしてAdWordsやYouTubeの広告営業・コンサルに携わる。同社退社後Laboratik Inc創業。

村瀬俊朗さん
早稲田大学商学部准教授

1997年に高校を卒業後、渡米。2011年、University of Central Floridaで博士号取得(産業組織心理学)。Northwestern UniversityおよびGeorgia Institute of Technologyで博士研究員(ポスドク)をつとめた後、シカゴにあるRoosevelt Universityで教鞭を執る。2017年9月から現職。専門はリーダーシップとチームワーク研究。

溝口幸治郎さん
レバレジーズメディカルケア株式会社 取締役 兼 ケア事業本部 本部長

2007年に中途入社し、1年後に大阪営業所の立ち上げに携わり、 営業リーダーを経験。2009年にメディカル事業部を立ち上げ責任者として、年商20億に成長させたのち新規事業検討室へ異動。2015年にレバレジーズキャリア株式会社を設立し、同社の執行役員として、新卒採用、コーポレート業務を兼務しながらケア事業本部を立ち上げ統括責任者となる。2017年にレバレジーズメディカルケア株式会社を設立し、同社の取締役に就任。

共有認知がなぜチームには重要なのか

──今回の研究で、「共有認知」が高いチームは仕事のスピードや連携が加速するという結果が見えました。どのような指標を基準に分析したのでしょうか。

早稲田大・村瀬俊朗准教授(以下、村瀬): 例えば、チームで使っている用語が同じかや、定期的にSlackをチェックしているか、発言に対してレスがちゃんと返ってくるかなどです。共有認知は「阿吽の呼吸」と捉えるとわかりやすいかもしれません。どうすれば皆が働きやすくなるかを共有できており、仕事の進め方に対する認識がチームで一致していれば、周りの様子をうかがうことなく自分の仕事に集中でき、パフォーマンスが向上します。

Laboratik代表取締役三浦豊史さん(以下、三浦): 今まではオフィスにいれば上司や同僚と当たり前に意思疎通ができました。しかしテレワークでは、メールやチャットツールなどテキストベースのコミュニケーションが多くなり、自分が今どんな仕事をしているか、どういった成果を出しているかを自発的に発信しないと周囲に気づいてもらえません。

「頑張っているのに認めてもらえない」というジレンマに陥らないためにも、今回の研究結果で出てきた4つのインサイトを意識することが大切です。

レバレジーズメディカルケア取締役溝口幸治郎さん(以下、溝口): 現場でもコロナ禍以前はアナログのコミュニケーションが多く、定性的な側面も多くありました。テレワークが進んだ今、マネジメントにおいても、再現性をもたせながらいかに成果を上げるかが大きな課題でした。

今後も従来のコミュニケーションに加えてSlackも活用することで、どうしたら成果を上げるか、分析しやすい状態になったのでは。

心理的安全性を高めるチームの特性

──もう一つのポイント「心理的安全性」はどうやって見えてきたのでしょうか?

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