中小企業の経営者の夢・目標、14.6％がすでに達成し「次に向かっている」

中小企業の経営者、目標の多くは5年以内の短期決戦

あなたは経営者としての目標に対して、どのくらいの期間の計画を持っていますか（単数回答） n=100

あしたのチームが、中小企業経営者を対象に実施した調査によると、「経営者としての目標がある」と答えた人は85.7％。そこで「目標がある」と回答した100人に、さまざまな質問を行いました。

まず、「経営者としての目標を達成するために具体的な行動・スケジュールを持っていますか」と聞くと、「はい」は69.0％。その計画の期間については、「1年未満」9.0％、「1年～3年未満」23.0％、「3年～5年未満」27.0％で半数を占めます。一方で「期間を定めていない」14.0％という経営者も目立ちました。

あなたがご自身の目標の進捗を確認する頻度をお答えください（単数回答） n=100

「目標の進捗を確認する頻度」では、「年に1回程度」35.0％が最多。「2～3か月に1回程度」20.0％がそれに続いており、グローバルの動向に比べ、ゆったりとした意識だと感じます。

新型コロナの影響で目標に変更・修正が生じた人は4割

あなたは現在、目標達成のための計画をどの程度明確に描けていますか（単数回答）n=48

こうした中小企業の経営者の想いとはかかわりなく、2020年は新型コロナウイルスの影響が吹き荒れました。「コロナショックによって、あなたの経営者としての目標、目標達成のための計画に変更・修正が生じましたか」と聞くと、経営者としての目標については「大きく変更・修正が生じた」17.0％、「少しの変更・修正が生じた」23.0％、「変わらない」60.0％、目標達成のための計画については「大きく変更・修正が生じた」21.0％、「少しの変更・修正が生じた」27.0％、「変わらない」52.0％で、目標に影響を受けた経営者が一定数存在しました。

そこで、目標に変更・修正が生じたと回答した48人に、「計画の変更・修正についてどの程度明確に描けていますか」と聞くと、「先が見通せず具体的な計画を立てられない」35.4％が最多。「スケジュールの見直しをしたが具体的なプロセス・行動まで落とし込んでいない」29.2％がそれに続き、明確な達成計画を持てていない人が多数派でした。

コロナショックによって、あなたの経営判断・決断にどのような影響がありましたか。もっともあてはまるものをお答えください（単数回答）n=100

さらに「コロナショックにより、経営判断や決断にどのような影響がありましたか」と聞くと、「影響はない」45.0％に続き、「判断・決断に慎重になった」28.0％、「これまでの基準で判断・決断ができなくなった（基準がわからなくなった）」16.0％という声が上位になりました。

経営者になったときの夢や目標、14.6％がすでに達成

あなたが経営者としてのご自身の目標を共有し、ともに達成を目指す人をお答えください。（複数回答） n=64

あなたは経営理念浸透のためにどのようなことを行っていますか。（複数回答）n=68

あなたは経営者になろうと決めたときや、就任したときに抱いていた夢・野望・目標を今も変わらず持っていますか。（単数回答）n=82

そのほか、「経営者としての目標を共有し、ともに達成を目指す人がいるか」では「部下・社員」60.9％、「経営理念浸透のために行っていること」では「具体的な行動指針を策定する」54.4％が最多となっています。そして「あなたは経営者になろうと決めたときや、就任したときに抱いていた夢・野望・目標を今も変わらず持っていますか」と聞くと、「変わらず持っており、達成に向けて進んでいる」78.0％が最多ながら、「当時の夢・野望・目標をすでに達成し、次の目標に向かっている」14.6％という人も存在し、熱いスピリットを感じる結果となりました。

調査方法

調査期間：2020年7月22日～28日
調査方法：インターネット調査
調査対象：全国の従業員数5名以上300名未満の企業の経営者で、「経営者としての目標を持っている」と回答した20～69歳の男女
有効回答数：100人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000230.000025661.htmlhttps://www.ashita-team.com/news/20200825-2/