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戦略人事・経営

2018年4月16日(月)更新

株式会社ネクストスケープ 人事企画部部長の橋本祐造さんに話を伺いました

1978年生まれ。2002年に早稲田大学卒業後、NHKに入局。営業職として約3年間従事。その後、人材コンサルティング会社を経て、GMOインターネット株式会社にてグループ人事部として活躍。以来、いくつかの会社で人材採用の戦略や方針、実行および人材育成プログラムの策定に携わる。現在は株式会社ネクストスケープ人事企画部 部長として従事。働くモットーは「人が最大限の力を発揮することができる組織づくり、社会システムづくりに一生を通じて携わること」。

スタートアップ企業における大きな問題点といえば、「人材が定着しない」という点。そんななか「人が最大限の力を発揮できる組織づくり」を目指して人事・総務・広報の統括をしている株式会社ネクストスケープ人事企画部部長の橋本祐造さん。橋本さんが人事の道に進んだ経緯や、人事という仕事の魅力について。また、GMOインターネット株式会社で革命的な人事体制を多数作り上げた後、フリーの人事コンサルとしても活躍した橋本さんが、なぜ、また企業の人事部に所属することを選んだ理由などを伺いました。

ディズニーランドのキャスト経験から学んだ、「人事のおもしろさ」

BizHint:まずは、橋本さんが人事を目指したきっかけについて教えてください。

橋本:僕は大学の4年間、ディズニーランドでキャストをしていました。そのときの経験が人事を目指したきっかけです。僕の担当はセキュリティの仕事で、迷子や道に迷った人など、園内で何か困っている人がいたら助ける……というのが主な業務内容なんです。誰かを助けることで、笑顔や感謝の言葉が返ってくる。その経験を通じて、 「人に笑顔と感動を与える仕事って、なんておもしろいんだろう」 と思ったんです。

あと、ディズニーランドが人に笑顔と感動を生み出している資源を考えたときに、キャストの存在はすごく大きいなと。驚いたことに、ディズニーランドのキャストは97%がアルバイトです。土日なんて、ほぼ学生だけで回しているのに、リピーターを何千万人も産み出している組織なんですよ。

BizHint:普通の学生アルバイト集団でも、うまくマネジメントが回れば、強い組織になる……という事例を、目の当たりにしたわけですね。

橋本:そうです。それに気が付いたときに、人と組織の関係ってなんておもしろいんだろうと。そして、大学3年生のとき、「絶対に将来は人事を仕事にしよう」と心に決めました。

60人採用して50人が辞める会社で、どうやったら人が辞めない会社を作れるのか?

BizHint:橋本さんは、新卒で入ったNHKで働いた後、4年目に会社を辞められたそうですね。

橋本:NHKは入社時から「最初の3年間だけ営業をやりたい。でも、4年目から人事に行かせてほしい」と言っていたんです。最初は希望通りに営業に配属されたので、次も希望が通って人事に行けるのかなと思ったら、「これからもずっと営業で頑張って欲しい」と言われて(笑)。ここでは人事の仕事ができないと気が付いたとき、NHKを辞めました。その後、1年間だけ人材系の会社で働いた後、27歳でGMOインターネットに入りました。

BizHint: 念願叶って、人事へ配属されてみてどうでしたか?

橋本: 僕はキャリア採用からアルバイトや派遣の採用、研修やフォローアップなどを担当していたんですが、まず驚いたのがとにかく社員が辞めていく……ということ。 300人規模の会社なのに、年間60人採用して、50人が辞めていく んですよ。つまり、10人しか残らない。当時のGMOは露出は多かったので、応募自体は多いのに、せっかく採用しても、全然定着しないんです。

でも、会社側も何とかしたいと思いつつも、「会社の成長スピードについてこれない人は評価できない」「何より忙しくて新入社員のケアまで手が回らない」という状況で、それまで特にフォローもできていなかったんです。せっかく自分が採用した社員たちが、どんどん辞めていくのを見ているうちに、「これはまずいんじゃないか」……と。

BizHint:たしかに。急成長しているベンチャー企業にはありがちなことかもしれませんが、年間たった10人しか残らないというのは問題ですよね。

橋本:まるで穴が開いたバケツに、水を注ぎ続けているようなものです。それに気が付いたときに、その穴をどうやって埋めるかが、僕にとっての使命だなと思って、自分に何ができるのかを一度考え直してみたんです。

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