緊急事態宣言解除後、6割以上が「国内旅行を3ヶ月以内に再開したい」と回答。海外旅行には慎重な姿勢も

緊急事態宣言解除後、約6割が3ヶ月以内に国内旅行を再開する意向

緊急事態宣言解除後に、宿泊を伴う国内旅行の再開時期について尋ねたところ、「1～3か月後（41.6%）」と回答した人が最も多い結果となりました。「すぐにでも（23.6%）」と回答した人とを合わせると、3か月以内に旅行の再開意向を持つ回答者が6割以上となっています。

また、4〜6か月後と回答した人は23.3%で、合わせると回答者の88.5%が半年以内に旅行を再開する意向があると判明しました。

海外旅行の再開時期についての質問に関しては、1年以上先と答えた回答者が最も多く、32.9%でした。

6ヶ月以内に海外旅行の意向がある回答者は、「すぐにでも（8.7%）」「1～3か月後（15.3%）」「4～6か月後（23.0%）」を合わせて47%であり、国内旅行と比べると慎重な姿勢が伺えます。

交通手段は「マイカー」が好まれる傾向

緊急事態宣言解除後、最初に行きたい旅行に関する質問では、「自宅から片道2時間圏内でマイカーを利用する個人旅行（29.9%）」が最も多くなりました。「自宅から片道2時間半以上でマイカーを利用する個人旅行（17.0%）」と合わせると、46.9%がマイカーでの旅行を検討していることがわかります。

「国内で航空機を利用する個人旅行（20.3%）」「海外で航空機を利用する個人旅行（14.0%）」と回答した人も多く、鉄道やバスよりも航空機を選択する人が多い傾向にあるようです。

旅行先は近場の温泉が人気、約2割が「しばらく海外旅行をするつもりはない」と回答

緊急事態宣言解除後、国内で1年以内に訪れたい旅先については、「近場の温泉（片道2時間程度）」が44.5%と最も多い結果となりました。次に「遠方の観光地（片道2時間半以上）」が34.7%で続いています。

海外で1年以内に訪れたい旅先に関する質問では、「ハワイ（24.4%）」「台湾（22.6%）」「東南アジアシティ（15.8%）」「東南アジアリゾート（15.2%）」など、従来から人気の旅先が上位に挙がっています。

しかしながら、「しばらく海外旅行をするつもりはない」を選択した回答者も20.3%にのぼり、海外旅行にはまだまだ抵抗がある人もいることがわかりました。

緊急事態宣言解除後、新たに試してみたい旅のスタイルについて質問すると、「コテージやヴィラ、離れなど独立した客室への滞在」が38.9%と最も多い結果となりました。次に、「ステイケーション（ホテルに長期滞在）」が29.0%で続いています。

感染症対策は旅行時も続けていくように

最後に新型コロナウイルスの影響による、旅に対する価値観の変化に関する質問しました。

「マスクやアルコール消毒などの衛生対策を旅行中でも意識するだろう（75.2%）」「混雑した観光地や、混雑する時間の観光を避けるようになるだろう（59.2%）」「航空機や列車、バスなどの交通機関では、他の利用客との間隔を意識するようになるだろう（55.5%）」などを選択した人は5割以上いることから、日頃から感染症対策として実施している対策については、旅行時も引き続き実施していく意向が伺えます。

「衛生対策がホテルや航空会社などを選ぶ際の基準になるだろう」を選択した回答者が46.6%に達しており、今後は感染症対策についても旅行先や交通手段等を選ぶひとつの基準になるであろうことが想定されます。

調査概要

調査目的：緊急事態宣言解除後の旅行意向の確認
調査期間：2020年5月12日（火）～5月17日（日）
調査対象：日本国内のトラベルズーメンバー
調査方法：インターネットリサーチ
有効回答数：4,306

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000045034.html