連載:第4回 総合
新型コロナウイルスの影響で4割が「働き方に変化あり」。良い変化は「時差通勤」や「テレワーク」


新型コロナウイルス感染拡大防止のため、企業には働き方の変化が求められています。サイボウズ株式会社が3月終盤の連休時に実施した「職場のチームに関する調査」によると、全体の4割が新型コロナウィルスの流行により、「チームの働き方が変化している」と感じていることがわかりました。良い変化として、「時差通勤」や「テレワーク」が挙げられる一方で、悪い変化として「ミーティング調整のしづらさ」や「チームでうまく集まれない」など、コミュニケーション面の課題が挙げられています。

4割が、新型コロナウイルスにより「働き方に変化があった」と回答
2月~3月にかけての新型コロナウイルス流行が、チームの働き方に影響を及ぼしているか否かを聞いた質問では、「特に変化なし」が最も多い56%、「良い変化」があったと回答した方が19%、「悪い変化があった」と回答した方が25%という結果となりました。
結果を職位別に見ると、変化を最も感じているのは部長課長クラスで、5割以上が「変化あり」と回答しています。一般社員クラスについては、約6割が変化を感じていませんでした。
良い変化の上位は「時差通勤」と「テレワークの増加」
「良い変化があった」と答えた人に内訳を聞いたところ、「時差通勤」「テレワーク」といった、働く時間帯や場所の変更が上位となりました。次いで「会議のムダに気づいた」「コミュニケーション方法にいろいろあることを知った」等、新たな気づきを得たという回答が挙げられています。
上位の「時差通勤」「テレワーク」については特に首都圏でのスコアが高い結果となりました。これらの働き方には、エリア性があるようです。
職位別に結果をみてみると、部長課長クラスのテレワークの数値が高い結果となりました。
ミーティングの調整やコミュニケーションの取りづらさに課題
「悪い変化があった」と答えた理由としては、「勤務やミーティングの調整が大変」「チームでうまく集まれない」「休んだ人のカバーが大変」等が多く挙げられました。
直接会えないことによるコミュニケーションの課題に加え、新型コロナウイルスの影響で仕事を休まなければならない従業員のフォローを課題に感じている人が多いようです。
職位別に見ると「チームでうまく集まれない」とする部長課長クラスの回答が目立ちます。この層では「テレワーク」についても他層に比べより悪い変化とみる傾向もあり、「勤務やミーティングの調整が大変」「チーム内のコミュニケーションが取りにくい」等、遠隔でのコミュニケーションに弊害を感じていると思われます。
調査概要
調査対象:職場でチームとして働いているビジネスパーソン 計1030名
【内訳】リーダー層:515名 / リーダー以外層:515名
調査期間:2020年3月19日(木)~ 3月22日(日)
調査方法:インターネット調査
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000027677.html
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