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連載:第64回 総合 2020年1月~3月

テレワーク経験者、9割以上が「定期的にテレワークを実施したい」

BizHint 編集部 2020年3月12日(木)掲載
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アドビシステムズ株式会社が発表した「テレワーク勤務のメリットや課題についての調査結果」によると、テレワークを実施したビジネスパーソンの8割以上が「テレワークにより生産性が向上した」と感じていることが判明しました。また、「定期的にテレワークを実施したい」と考えている人は9割以上に及び、テレワークを経験したほとんどの人がテレワークを継続したいと考えているようです。

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テレワークで8割以上が生産性向上を実感

テレワークにより、自身の生産性は上がったと思うかという質問に対して、「とても上がった」「どちらかと言えば上がった」と回答したビジネスパーソンは86.4%でした。

またテレワークを実施してペーパーレス化が進んだかどうか聞いたところ、84.8%の方が「ペーパーレス化が進んだ」と回答しています。

紙書類とコミュニケーションが課題

テレワークを実施して感じた業務上の課題について、最も多かったものは「会社にある紙の書類を確認できない(39.6%)」でした。次いで「プリンターやスキャナーがない(36.2%)」「自分以外の仕事の進捗が把握しづらい(35%)」と続いています。

紙書類の処理と社内のコミュニケーションを課題に感じている人が多いようです。

64%が紙書類のために出社した経験あり

テレワークで働いているときに、判子や書類へのサイン、オフィスに保存してある紙書類を確認するといった、出社しなければ対応できないようなタスクが発生してしまい、出社した経験があるかについては、約5人に1人(21.4%)が「頻繁にある」と回答しています。

「ときどきある」と回答した42.8%と合わせると、実に6割以上の方がテレワーク中にやむなく出社した経験があることがわかりました。

テレワークによりペーパレス化は進んでいるものの、まだまだ課題があるようです。

同僚とのコミュニケーションや時間管理が難しい

テレワーク中の心理的・身体的課題について、最も多かった回答は「同僚とのコミュニケーションの量が減る(38.4%)」でした。次いで「時間管理が難しい(30%)」「つい仕事以外のことをしてしまう(28.6%)」と続いています。

オフィスで集まらないことによるコミュニケーション不足や、自宅で仕事する時のメリハリの付け方を難しいと感じている人が多いようです。

9割以上が「テレワークを継続したい」

テレワークの経験者に今後、定期的にテレワークを実施したいかを聞いたところ、「積極的に実施したい」が52.6%、「どちらかというと実施したい」が40.6%と合わせて93.2%が今後も継続的に実施していきたいと回答しました。

まだまだ課題も多いテレワークですが、多くの人は実施を前向きに捉えていると考えられます。

「テレワーク勤務のメリットや課題に関する調査結果」 概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 実施対象:500人(都内に勤務し過去3ヶ月以内にテレワーク勤務したことがあるビジネスパーソン)
  • 調査期間:2020年2月10日~17日
    ※今回の調査は、日本政府による新型コロナウイルスの対策基本方針が決定される前の調査となります。当調査の詳細な集計結果なども提供可能ですのでお問い合わせください。

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000041087.html

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